ストーブの上
お鍋ことこと
部屋に広がる
小豆のかおり
ストーブの前
ボクのくつを
置いてくれる
おばあちゃん
寒くないよう
温めてくれた
今も思い出す
優しい温もり
小さな頃の話
『冬の始まり』
読みかけていた物語
忘れかけていた恋心
あの人と過ごす時間
大きな虹がかかる空
健やかに目覚める朝
大好きな人達の笑顔
大切で守りたいもの
いつもどんなときも
幸せに気付くように
穏やかであるように
『終わらせないで』
愛は流れて流されて
何処へ辿り着くのか
情が語りかけている
こころを見てごらん
澄んでいるのか
歪んでいないか
それをどう捉えるか
愛を伝える時の心は
受けとめた時の心は
あたたかく感じるか
冷たいものだったか
自分しかわからない
『愛情』
いつもそばにいる
キミだから分かる
少し潤んでいる瞳
唇から伝わる体温
昔から伝わる迷信
風邪は人に移すと
早く治るらしいよ
ホントかウソかは
分からないけれど
『微熱』
生きている
深呼吸する
朝の空気は
澄んでいる
陽の光りは
命に平等に
力を与える
感謝をして
今を生きる
『太陽の下で』