愛は流れて流されて
何処へ辿り着くのか
情が語りかけている
こころを見てごらん
澄んでいるのか
歪んでいないか
それをどう捉えるか
愛を伝える時の心は
受けとめた時の心は
あたたかく感じるか
冷たいものだったか
自分しかわからない
『愛情』
いつもそばにいる
キミだから分かる
少し潤んでいる瞳
唇から伝わる体温
昔から伝わる迷信
風邪は人に移すと
早く治るらしいよ
ホントかウソかは
分からないけれど
『微熱』
生きている
深呼吸する
朝の空気は
澄んでいる
陽の光りは
命に平等に
力を与える
感謝をして
今を生きる
『太陽の下で』
取り扱いは丁寧に
お洗濯は優しくね
デリケートな毛糸
貴方が選んだ黄色
ポッケがクマの顔
写真の中のボクは
ブランコに乗って
貴方の編んだ愛に
包まれて笑ってた
愛という言葉を知らずに
ぬくもりをいつも探して
ただ貴方だけを見ていた
『セーター』
時に傷付き時に涙して
生きてゆく意味を問う
心奥深くに答は有るか
誰か教えてくれまいか
何故に私が存在するか
誰か教えてくれまいか
波紋が一面に広がって
私は沈む、闇の中へと
『落ちてゆく』
遥か昔いつかのお前は
誰かを傷付けて生きて
自分勝手に振る舞って
巡り巡って返ってきた
未熟な頃のお前である
いつかのお前を、許せるか
お前のした事を、許せるか
自分自身を、許す時が来た
自分自身を、愛す時が来た
他人の視点で生きるのではない
視点を自分に置くのだ
自分に責任を持つのだ
強さは内から湧くのだ
思い出せ 世に響かせ
本来誰もが持っている
美しい魂であることを