あいしてるのことば
こころをすりぬけて
よぞらでまたたいた
ほしをさがしていた
そらばかりみていた
ゆめばかりみていた
すぐにげたくなって
なにかわすれていた
だいじなことなのに
すぐそばにあるのに
『宝物』
誰を好きかではなくて
誰といる自分を好きか
何年も前に見た映画の
ワンシーンを思い出す
ボクの中にキミがいる
想い出、とはキミです
『たくさんの想い出』
とんがりぼうしに
ミトンのてぶくろ
ちいさなこどもは
だいすきなママと
ふゆみちのさんぽ
ソリにのるこども
ひっぱるのはママ
あおいそらのいろ
すきとおるくうき
あたたかいけしき
はながツンとする
みみはあかくなる
ここはゆきのくに
うつくしいところ
『冬になったら』
いったりきたり
こころのなかを
いったりきたり
おもいきってね
うちあけたんだ
キミのことば、
わかりあえない
わかりたくない
どっちでもいい
かわらないキミ
わからないボク
キミも、ボクも
おんなじなのか
どっちでもいい
わからないまま
わからないふり
こころのキズも
うまらないまま
よりそってほしかった
にんげんの、きもちに
『はなればなれ』
まあるいひとみ
こころのなかを
みとおすような
きれいなひとみ
きまぐれなキミ
あまえてみたり
じゃれてみたり
しらんかおして
とおりすぎたり
ふりまわされて
なにをされても
ボクはしあわせ
だいすきなキミ
『子猫』