とんがりぼうしに
ミトンのてぶくろ
ちいさなこどもは
だいすきなママと
ふゆみちのさんぽ
ソリにのるこども
ひっぱるのはママ
あおいそらのいろ
すきとおるくうき
あたたかいけしき
はながツンとする
みみはあかくなる
ここはゆきのくに
うつくしいところ
『冬になったら』
いったりきたり
こころのなかを
いったりきたり
おもいきってね
うちあけたんだ
キミのことば、
わかりあえない
わかりたくない
どっちでもいい
かわらないキミ
わからないボク
キミも、ボクも
おんなじなのか
どっちでもいい
わからないまま
わからないふり
こころのキズも
うまらないまま
よりそってほしかった
にんげんの、きもちに
『はなればなれ』
まあるいひとみ
こころのなかを
みとおすような
きれいなひとみ
きまぐれなキミ
あまえてみたり
じゃれてみたり
しらんかおして
とおりすぎたり
ふりまわされて
なにをされても
ボクはしあわせ
だいすきなキミ
『子猫』
白くて小さなふわふわが
空から幾つも降りてきた
少し早い贈り物を連れて
秋の風がイタズラに笑う
この季節はキミを思うよ
元気でねそれだけだけど
あの人に届けておくれよ
温もりを思い出すように
秋の風がイタズラに吹く
ボクのこころの中に吹く
冬が来る、キミは来ない
見えない月の光が照らす
凍えそうなこころの奥を
『秋風』
ゆきが降ってきたよ
空が悲しい色をして
誰のことも
思い浮かぶことなく
ただ悲しい色をして
『また会いましょう』