雲の切れ間に
差し込む光り
僕は目を瞑り
深く息をする
音が遠去かり
光輝く繭の内
浮かんで消え
消えては浮ぶ
ただ其を見る
何もかも忘れ
雲の切れ間に
思い出すのは
『束の間の休息』
きゅっと心が痛むのは
秋風が連れてきたのか
ボクの何かが叫んでる
よく知らない誰かの声
やいのやいの騒ぎ立て
弱い者イジメみたいに
揚げ足を取るみたいに
正義とはどこにあるか
誠意とはどこにあるか
過度に行き過ぎた正義
誰の為に振り翳すのか
子供達が見ているのに
大人になってゆくのに
『過ぎた日を想う』
想い出のなかにいるあなたは
プラネタリウムにいるのです
2人で夜空も見上げたけれど
あの空間が特別だったのです
茜の空を見ているフリをして
あなたの顔を見ていたのです
そっと触れた指先が優しくて
緊張で動かせずにいたのです
わたしのなかにいるあなたは
夜空で光を放っているのです
新たな物語が始まったのです
『星座』
風が問いかける
木々が微笑んで
紅い葉を揺らす
ステップ踏めば
心は晴れやかに
悲しい出来事は
長くは続かない
空を見上げたら
青が澄んでいた
さあ顔を上げて
いつの日だって
ステージにいる
さあ手を取って
今日という日を
最高の舞台に!
『踊りませんか?』
誰かが主張する倫理と
自分の中にある常識と
これくらいというのは
どのくらいをさすのか
何が間違えているのか
そもそも正解はあるか
いつの日か空に投じた
羽根となり舞い降りた
人は人を見て感じ取る
自分の思いを理解する
そんな人に出会えたら
そんな人となるのなら
『巡り会えたら』