ただ眠りたい何もかも忘れて
ボクから全ての音が遠去かり
夢の中へと誘うのは誰なのか
とろとろと溶けていく様子を
窓の向こうから見ているのは
ああそうか満月だ今夜は名月
何も言わずにこころを照らす
ああキミの光は気高く美しい
抱かれて純白に輝く繭の内へ
ただ眠りへと何もかも忘れて
『静寂に包まれた部屋』
去るものは追わず
別れる時は美しく
本心はひた隠して
格好ばかりつけて
本当の事言ってよ
行くなと言ってよ
しっかり繋いでよ
好きだと言ってよ
さようならなんて
言いたくないのに
『別れ際に』
ひとつだけを見てたなら
気がつかないことがある
下を向いて泣いていたら
気がつかないことがある
よく周りを見渡してみて
さよならのあとには虹を架けるよ
雨が止んだら空を見上げてごらん
『通り雨』
まけるなまけるな
じぶんにまけるな
たにんにまけるな
おいこせおいこせ
じぶんをおいこせ
きたかぜをおこせ
くもをふきとばせ
たかいそらをみよ
あおいそらをみよ
葉を落し実を落す
根は生きているか
腐ってはいないか
生き抜くためには
しっかり根を張れ
また春が来るのだ
また春が来るのだ
『秋』
月がこころを写してる
今夜の月は滲んでいる
秋明菊が小さく揺れて
元気出してと微笑んだ
隣家の楓が伐採された
人間の都合で植樹され
人間の都合で伐採する
風がボクに伝えたんだ
キミはどうしたいのと
『窓から見える景色』