そらにひとつかがやくもの
かわらずにそこにあるもの
おおきいもちいさいもなく
すべてのいのちてらしてる
おてんとさまはみているよ
なにもいわないわけでなく
ほんとうはかたりかけてる
みみをすませてきいてみて
こころのなかをてらすんだ
おてんとさまはみているよ
きみがかんがえていること
きみがひとにしていること
『太陽』
キミのことを知るたびに
ボクは我儘になっていた
2人の時間が増える毎に
愛しさは大きく膨らんで
苦しみとの狭間で揺れる
この感情は何と言うのか
最初はそばにいるだけで
それで充分だったはずだ
支配をしたくなる欲望も
不安な心も必要ないんだ
振り払ってはくれないか
純粋な愛を残したいのだ
『鐘の音』
あなたのすきなことと
わたしのすきなことは
おなじではないんだよ
くらべたりしないでね
ふとおもいだしたこと
かなしかったできごと
あのときにいえたなら
よるのかぜがわたしに
もうわすれるようにと
つめたいあめをつれて
『つまらないことでも』
真っ赤な毒リンゴの罠
ゆっくりとおやすみを
夢の中へご案内します
もしやこの話の展開は
白馬に乗った王子様を
待つパターンなのでは
リアルに誰なんだろう
幸せを少し噛み締めて
期待が大きく膨らんで
遠くに聞こえる蹄の音
静かに眠るフリをした
全身に全集中何の呼吸
王子様まだでしょうか
私は眠ってしまいそう
『目が覚めるまでに』
きれいなはこ
やさしいきみ
さかさじかん
おやすみあさ
おはようよる
きりとられた
そとのけしき
すこしがまん
なおったなら
どこへいこう
やまがいいな
うみもいいな
めぐりめぐる
はないちりん
『病室』