夜に遊ぶ風の子
植物の愛のうた
子供達の空模様
美しい色の文字
箱から流れる嘘
言葉の中の真実
鏡に映るわたし
わらってますか
こちらとあちら
あなたのきもち
『窓越しに見えるのは』
あいたいな あえるかな
うんめいの あのひとに
あえたなら わかるかな
わかるよね わかるはず
ちがったら どうなるの
なんとなく きいてみる
かみさまは こたえない
わたししか わからない
このいとは なにいろだ
『赤い糸』
歩き出したわたしの一歩
何処を目指して歩くのか
人間の心の中にある裏表
どちらを前面に出すかは
わたしに委ねられている
全て自分で選んでいる道
人生は楽しむためにあり
人生は喜びのためにあり
時に悲しい事があるのは
こころを大きくする為の
登り坂の道かもしれない
人生は長いようで短いか
それならば見たい世界を
歩んで行こうじゃないか
自分に優しく人に優しく
今この時の美しい景色を
わたしの心に焼き付ける
澄み渡る青い空を見上げ
キミも修行の道なのかと
夏にある雲に問いかけた
『入道雲』
砂浜で見つけた貝を耳にあて
打ち寄せる波の音を思い出す
日に焼けたいボクは真っ赤で
キミはどんなときも真っ白で
秒で登れるかきごおりの青色
ビー玉のカラフルが水に浮ぶ
ジリジリと刺すような太陽は
もくもくの雲をじっと見てる
蝉時雨蝉時雨、蝉時雨蝉時雨
ボクは思う
浴衣のおんなのこ 万歳!
『夏』
ぼくがいまたっているのはここ
ゆめみるこどものどこでもドア
とびらのむこうはなにがある?
のぞいてみたいのぞきたくない
ドアスコープがこちらをみてる
のぞくだけならいいんじゃない
おかあさんはおひるねしている
にんじゃのフリしてしのびあし
そっととびらへちかづいたとき
むこうがわからとびらがあいた
おかあさんがなにかをさけんだ
ふりむいた、そのときにぼくは
『ここではないどこか』
ゆめからさめたぼくのゆめのおはなし