ふんわりと絡まぬように結ぶ糸
別れのときに 傷つかぬよう
寂しさの隙間を少し埋めるように
ただ寄り添うの あなたの側で
キミとボク
性格の違うところばかりが目について
けれど心が寂しかったのは同じだから
一緒にいたのかと気づいたのは
ずっとあとのことで
お互いの事を理解しているようで
分かり合えていない
人間てそんなものなのだろうか
あえて見ないフリをするのは優しさか
いや もう興味すらないのか
喧嘩するほど仲がいいって誰かが言ってた
ボクは喧嘩が大キライ
だから 自分の機嫌の悪い時に
ボクに仕掛けてくるのは やめてください
キミの言葉をオブラートで包んで
ひと息に飲み込んできた
ボクは苦いのが苦手だからさ
だけど
大量に飲み過ぎてしまったみたい
ホントウハ
クルシイヨ
サミシイヨ
ハヤク キヅイテ
どこからか聞こえる悲しい音色
大丈夫だよ
ボクが我慢すればまあるく収まるでしょ
そうやって何年も過ごしてきたんだから
分かり合えないまま
これでいいのさ 僕たちは
何も間違えてはいない
ただ もうオブラートがなくなってしまった
いつかボクは
ボクと分かり合えるときはくるのかな
キミはボクのこと
こんなに大切に思ってくれているのに
ダイスキナキミニ
小さくて可愛らしいその花の姿は
うつむき加減に はにかんだ
あなたによく似ている
春のうららかな日差しの中で
美しく咲き誇れるように
桃の花に 願いを託して
先の見えない未来があるから生きてゆける
自分の人生は誰かに明け渡してはいけないよ
いのち、
それは たったひとつの
希望と言う名の贈り物です