pinoco

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3/30/2023, 11:48:31 PM

ないしょでプレゼントを用意している時、

ワクワクする。

どんなにちいさなプレゼントでも。

プレゼントを手紙と一緒にさりげないところに置いたりする。

はやく帰ってこないかなぁ。

何ていうかなぁ。

君がプレゼントに気づくまで、何気ないふりをがんばる私。

こういうふりは 何度でもしたい。

喜びは積み上がっていくから。

3/27/2023, 8:59:03 AM

野菜は互いを羨むだろうか。

じゃがいもは、自分のおいしさを忘れて にんじんの色やビタミンを欲しがるだろうか。

にんじんは、色の白い大根にあこがれを持つだろうか。

大根は、なばなの春の香りにうっとりするだろうか。

なばなはえのきだけの栄養のすごさを知って悔しがるだろうか。

えのきだけはじゃがいものホクホクさにイライラするだろうか。


私にとってはどの野菜もおいしく、必要なもの。

五感を楽しませてくれる。

にんげんがもつものも きっとそうなんだろう。

きれいごとではなく。

3/25/2023, 2:57:13 PM

きょうは 天気がよくて気持ちがいい。

桜クリームソーダを頼んだ。

炭酸はそんなに好きじゃないのに。

しばらくして目の前に置かれたのは可愛いピンク色の飲み物。

もちろんさくらんぼも載っている。

可愛さに心が揺れる。

グラス越しに見える光が染まっている。

ふと窓の外を見ると、桜が咲いている。

ああ、春の陽気に乗せられたんだ。

炭酸はたいして好きじゃないのに。

ようこそ、春。

3/22/2023, 11:14:13 AM

ふたりぼっちで日々を歩く。

あの日誓ったままに 進む。

ちょっとしたことで笑って、

バカみたいに楽しめるふたりぼっちな時間が好きだ。

その先には、永遠が待っている。

バカみたいに、がむしゃらに歩き始める。

どんな道でも。

3/18/2023, 6:52:14 AM

あーあ。

おめめとれちゃった…。

公園ベンチに座ってクマちゃんを見つめる。

右目がころんと垂れ下がってクマちゃんも泣いているみたい。

よく見るとあちこちよごれていることにもきづく。

わたしも かなしくなってきた。

クマちゃん、ごめんね。こんなにだいじなのに…

涙がでてこないようにぎゅっとクマちゃんの手をにぎりしめた。

「どうしたの?大丈夫?」

やさしい声が上から聞こえた。

その姿を見て、気づけば ぽたぽた泣いていた。

「かわいいクマちゃんだね」

そう言って頭をなでてくれた。

「いいものがあるよ」

そういって1枚の紙をくれた。

“あなたのたいせつなもの、なんでもなおします”

「今度の日曜日、クマちゃんを持っておいで。」

ほんとうになおるの?ほんとうに?

わたしはぴかぴかになったクマちゃんをおもいうかべてみた。

たのしくなってきた。

クマちゃんをぎゅっと抱きしめて、

もう泣かないよ、ってクマちゃんに言った。

にちようびはもうすぐなんだから。

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