きらきらと星が瞬く、
そんな星があふれる夜がきたら、
私はどんな足取りで歩いたらいいんだろう。
いままでにしたことがないほどのスキップとか
ダンスをしたくなるかもしれない。
道ゆく人みんなとともだちになれるかもしれない。
世界中のひとたちに早く集まってくださいってお知らせしたくなるかもしれない。
森のどうぶつたちにもお知らせしてしまおう。
星パーティーのはじまりだ。
知りたいことは山ほどある。
風はどこから吹くのか。
ときめく色があるのはどうしてか。
クマはどうしてはちみつが好きなのか。
鳥たちがどうしてあんなに色彩に恵まれているのか。
楽しいと歌いたくなるのはなんでだろう。
星に名前をつけたのはだれだろう。
最初に愛をくれたのは、、
もっともっと知りたくて
わたしは答えを探し続ける。
あの夏の日、
汽車に乗って 知らない街へ。
住むところも決まらないまま、
りんご箱ひとつ抱えて。
ただひとつ決まっていたことは まっすぐ進むこと。
なんて素敵な過ぎ去った日々。
そんな風になれたら。
今日 乾電池を買ってきた。
月を見上げて 電池のいらないライトだと思った。
しかもいつも適度に明るい。
自動調光までされている。
月夜の光を見ると疲れが取れるし、
すばらしく魅力的な星だ。
こんな月明かりの日にはドビュッシーの月の光がぴったりだな。
ぼんやりそう考えていたら、
君はまんまるなりんごを剥いて私に差し出した。
あ、月を食べてるみたい。って心の中で思った。
たまにはって いい言葉。
たまには 休暇でもとってどこか行こうか。
たまには いつもと違うカフェに行こうよ。
たまには あの子と遊ぼうか。
たまには 大好きな君に手紙でも書いてみようかな。
たまには 思い出の歌でも聞いてみようか。
たまには なんにもしない贅沢をしようか。
たまにはって考えることで 自分に余裕ができる。
そんなことに 気がついた。
いい言葉に元気をもらう 今日も明日も。