【ゆずの香り】
実体験なのですが、私は元々ゆずの香りが苦手だったんです。だからゆずの入った料理もあまり食べられませんでした。
でも、ある日、お椀で食べる小さいどん兵衛に出会ったんです!
カップ麺の方と違って、ゆずが入っているんですよ。
最初は大丈夫かな、と思いながら食べましたが、ゆずの香りも味も嫌だと感じなかったため、完食できました。
美味しく食べて、いつの間にかゆずを克服していました。
それからは、ゆず味の飲み物を飲むこともできるようになりました。今でも進んでゆず味を選ぶほどではないのですが、普通に食べられるようになって良かったなと思っています。
【大空】
見上げればそこに広がっている
鳥を雲を太陽を抱き
悠然と構えている
ある者は目指し
ある者は恐れ
ある者は癒される
それが大空
【ベルの音】
りんりんりん。
外からベルの音が聞こえてくる。
もしかして、サンタさんが来たのかな。
そのすぐあとに、ドンドンドンとノックの音がする。
わくわくしながらドアを開けようとして、お母さんが
「知らない人が来ても開けちゃダメよ」
と言っていたのを思い出した。
わたしは外に向かって「誰ですか?」と聞いてみる。
すると外からは「サンタさんだよ。開けてくれるかな?」と男の人の声が聞こえてきた。
だけどサンタさんはおじいさんのはずなのに、お兄さんっぽい声だった。
サンタさんじゃないのかな、と思って、わたしが
「お母さんが居ないから、開けられません。ごめんなさい」
と言うと、外で「チッ」というのが聞こえた。
そのあとに、りんりんりんというベルの音が遠くなっていった。
【寂しさ】
どんなに家族と仲が良くても
どんなに友達と遊んでも
どんなに恋人と過ごしても
一人のような気がしていた
誰といても何故だか寂しくて
心が苦しかった
自分のことを本当の意味で分かってくれる人に
まだ出会えていないから寂しいのだと
やっと気付いた
寂しい時
寂しいと素直に言える人に出会いたい
そして
その人が寂しい時は
隣に居たい
自分が寂しい時は
隣に居てほしい
そんなことを思った
【冬は一緒に】
あなたと付き合ったのが春
あなたと喧嘩したのが夏
あなたと別れたのが秋
あなたとやり直したのが冬
冬は一緒に過ごそうね
離れていた時の分まで
いっぱい笑おうね
寒さになんて負けないで
あったかい気持ちになろうね