ねこじた

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1/24/2024, 1:38:00 PM

逆光


何もかも眩しくて
全てが白く霞んで見える世界で
確かにそこにいる君を
見ようとする
影だけの君は
笑っているの?
怒っているの?
それとも泣いているの?
何も喋ってくれないから
ぼくはちょっと不安だよ
君からは僕が丸見えで
眩しそうに目を細めて
不安そうな顔をしてる僕を
どんな気持ちで見てるんだろう
何も喋ってくれないから
分からない
だから僕は
どうしようもない不安のまま
君に近づき
そっと抱きしめてみる

1/23/2024, 12:54:02 PM

ーこんな夢を見たー


見上げればどこまでもひろがる青い空
タタッと駆けて
ピョンと跳ねる
とたんに物凄い勢いで
身体が宙に浮かび上がる
一気に何十メートルも
そこでぼくは手を大きく羽ばたく
するとそこからさらに高く
上昇する
羽ばたけば羽ばたくだけ
どこまでもどこまでも

ぼくは青い空の中を
自由に飛び
滑空する
新しい力を手に入れたんだ
空を飛ぶのがこんなにも気持ちが良くて
こんなにも自由だなんて
もっと上昇したくて
もっともっと羽ばたく

あぁこんな力があったら
どんなに楽しいだろう
いつも思う

1/22/2024, 11:46:27 AM

タイムマシーン


時間を戻せたらといつも思う
人生はいつでも後悔があるものだ
あの時ああしていたらと
いつも思う
でも
タイムマシーンがあったとして
過去に遡って
後悔した時を変えたとして
果たして『今』では後悔していないだろうか
もしかしたら
自分は生きていない『今』になるかも知れない
過去を変えて『今』の時間に戻っても
前より良くなるとは限らないかも知れない
良くなかったらまた過去に戻って変えるか
キリがない
未来を見たとしても同じこと
過去から見れば『今』が未来なのだから
結局いちばん大事なのは
『今』なんだ

1/21/2024, 1:19:34 PM

特別な夜


『子供の頃はさ、クリスマスの夜って特別な夜じゃなかった?』
キラキラした目で嬉しそうに君が話すので
『うん、そうだったね』
ぼくも思わず微笑んだ

そう
大人になっても
クリスマスじゃなくても
毎日が特別な夜だよ

そう答えたかったけど
恥ずかしくて
言葉を飲み込んだ

子供の頃とは違う特別感

君の笑顔が
ぼくにとって何よりのプレゼントだよ

1/20/2024, 10:45:43 AM

海の底


まただ
こんなふうに胸のなかが重く
苦しく
どんよりと重い

誰もいない
暗い
まるで自分の身体が
自分のものじゃないようだ

海の底に沈んだように
何も見えず
何も聞こえず
ただそこに横たわるだけ

ずっとこのままなのだろうか
私にはもう光が当たることはないのだろうか

そんなことはない
底があるということは
その上の光の世界があるということじゃないか

いつの日か必ず
光溢れる世界に
出られる日を夢見て

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