11/5/2022, 8:48:37 AM
扉を開けば夜空。
自宅と外、隔てる壁。
越えてしまえば、
いつしか冬があった。
星が煌めいて、
冬の香りがする。
「哀愁をそそる」気配。
やはりその正体の名は、
未だ冬以外に有り得ない。
11/3/2022, 6:44:41 PM
幼少期、
私は私ではなかった。
「鏡の中の自分」は、
別の人物だと思っていた。
違和感は無い。
私は私であり、
貴女は貴女だった。
大人になった頃、
貴女が私となった。
消えた私は、
ただ文字の中で生きている。
11/2/2022, 1:56:19 PM
今日の私達へ。
お疲れ様でした。
明日が気になりますか?
考え過ぎて眠れませんか?
大丈夫です。
今日は終わります。
たとえ嫌でも終わります。
「眠りにつく前に」
今日とお別れしましょうね。
明日の私達なら、
きっと大丈夫です。
11/1/2022, 12:42:14 PM
毎日が続けばいい。
習慣は安心だ。
変わらなければ、
何も怖くない。
全ては終わる。
ならば私が、
全てを終わらせたい。
「永遠に」なんて、
そんな願い、叶わないから。
10/31/2022, 5:47:52 PM
文句ばかりの雑踏。
流れる波は闇より暗い。
人は何を為せた。
身を任せるばかりで、
その足は、手は、
一寸も動かせていない。
「理想郷」など、
何と烏滸がましい。
夢に彩られた日々は、
遥か遠い、
辿り着けぬ場所にある。