2/26/2026, 4:17:14 AM
物憂げな空
彼が帰ってきた。物凄く疲れた様子だ。
私はベットの隅で彼を見つめる。
彼は風呂に入り晩飯をかきこみ、酒に呑まれるようにして眠りについてしまった。
寝てしまった彼の頬を撫でる。痛そうなニキビを見て胸が痛む。
朝。彼が起きてきた。いつも通り疲れた様子だ。歯磨きする彼に後ろから抱きつく。
彼のぬくもりを感じないことに気づかないふりをしていた。
彼が家を出ていく。
閉まる扉の音に合わせて泣き崩れた。
彼は今日も帰ってくる。明日も明後日も同じルーティンで家を出て帰ってくる。
ただそのルーティンが崩れることはもうない。
彼の遺影を親指の腹で撫でる。
可愛い顔だった。とても可愛い良い笑顔だった。もう私に笑いかけてくれることはないんだな。
私は彼の最後の日を繰り返している。
6/29/2025, 7:13:22 AM
彼は大きく息を吸って吐き出した。
夏だな、と思った。
クーラーの効いた冷たい予備校の一部屋でパラパラと参考書をめくる。
_____夏にかかっている!!!逆転合格をして見返そう!!!!!
デカデカと書かれたスローガンの文字。
今日返却された4月の模試の結果には大きくEと書かれていたのを思い出した。
あの勉強している後ろ姿。結果はどうだったのだろうか。
同じ大学に行けたらいいなと思いながら、過去問を開いた。
6/4/2025, 10:16:28 AM
彼の笑顔が忘れられなくて、何故か涙が出てきて、もう未練なんてないはずなのになぁと笑えてくる。
告白できずじまいの恋。
未練はない。もう出会うこともない。
私は彼を愛していたのか、彼に恋していたのか、それともそういう運命だったのか、
それが分からない。
こんなにも人を長く思い出すのは初めてだった。
叶わぬ片想いだった。大好きだった。
1/20/2025, 11:28:34 AM
明日に向かって歩く、でも