6/8/2025, 2:51:38 PM
『歩幅』
時には砂漠を行くように いつもの散歩道が険しく感じる日もあるんだよ あなたが照らした道は今はなんだか薄暗くって 寂しさを纏ってる 二人一緒に散歩をすれば 無理なく歩幅もあってたね ずっと続けばいいなって思ってたのに
6/7/2025, 2:00:40 PM
『少女が夢みし』
夢が叶う一歩手前の風景はどんなものだろう
あまりにも未知数で目が眩む 光芒は絹の糸 かぎ針で綴る物語 いつかあなたに聴かせたい
6/6/2025, 1:48:23 PM
『旅行カバンに住んでいる』
紫に光る宝石は旅行カバンに住んでいる 鬼の居ぬ間に呼吸して 惰眠の後にチーズケーキを食べている
ファスナーが空いて 知らない土地だ 風を感じたり
生き物になった自分を想像する それが私にとって何よりも価値のあるものなのだ
6/5/2025, 2:06:30 PM
『水鏡は輝いて』
水たまりは晴れた朝に輝いて 逆立ちをする子犬を照らす 水彩画を描くおじさんが カレーうどんを食べるとき 水たまりはすでに干上がっていた きらきらときらきらと 粒たちが友達のように戯れあっている
6/4/2025, 2:04:06 PM
『恋の行く先』
恋の行く先 依存の洞穴 沼にはまって 口づけ交わす 快楽と倖せは似ているようで違うんだ あなたが
いる洞窟は恋のどのへんなのだろう?