天坂えみる

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2/1/2024, 11:31:20 AM

       『帰宅困難の詩』
砂漠に浮かぶ骨たちが 家路をどんより照らしてる
あってないような入り口 なんだかあり過ぎる出口
彷徨ったら途方の果てだ スリルなんて勘違い
帰りたくても帰れない 舌先が地獄の味がする

1/30/2024, 2:59:09 PM

       『物言わぬギフト』
時にギフトは話さない 君の帰りを待つだけだ
太陽が7回以上 昇って落ちた 椋鳥が終わりを告げる 一度終わって初めから ほら地球が再誕するよ
ギフトが君の元へ歩いていくよ

1/29/2024, 2:33:25 PM

         『仲良し』
仲良しが一緒に歩く 灰色の斜面で風になる
合言葉は水玉模様 飴細工が汗をかく 寝っ転がろうか草むらで きりぎりすは調子っぱずれ 明日は雨が降りそうだ 

1/28/2024, 2:53:38 PM

         『玄関』
玄関 ちょっと薄暗い玄関 外は晴れ だけどやっぱり薄暗い玄関 ドアを開ければ 外の世界へ 
光と暗闇どっちとも言えない 考えてみればふしぎな
せかい

1/28/2024, 2:21:50 PM

       『思いやりの天使』
庭が霞んでみえるのは 涙でくしゃくしゃだったから
色づくことを覚えた葉っぱが心を持って 季節のうつろいを感じている やがてそれが翼になって 人を繋ぐ天使になった 涙に意味を持たせてあげる
天使は、はにかみ そう言った

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