天坂えみる

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1/19/2023, 12:11:35 PM

       『君に会いたくて』
君に会いたくてここに来たんだ 開かないと思っていたドアが開いた時 ドキドキ胸が高鳴って 夢って叶うんだなぁって思った お好み焼きとおにぎりを食べた それとみそ汁も どれも美味しかったけれど
僕は内緒でチョコをかじった アーモンドの歯応えを
君に気づかれないように

1/18/2023, 11:17:04 AM

      『それはもう読まない』
例えばそれはカビの侵食が抽象画に見えるように
記憶の奥に垢がたまって言葉さえ失うように
一見清らか人の包丁を持つ立ち姿の恐ろしさ
草木の生えない大地がまた増える 積み上げられた
日常の記憶の束 きっとそれはもう読まない

1/17/2023, 12:44:58 PM

        『風の名前』
真っ白な吐息を連れてくる 風の名前を内緒にしておく 悴んだ手は風の置き手紙だ ベンチに座り独り
空文字でお返しの手がみを書いた 極めて匿名性の高いその手紙は葉っぱと一緒にくるくるまわる 冬のダンスだ くるくる踊る

1/16/2023, 1:20:56 PM

        『美しすぎる』
眼に頼り過ぎて 大事な何かが見つからない
言葉が手に余り 失言が独り歩きする
初めの一歩を踏み外し 膝小僧に血が滲む
今日も生きて 思いは募って 手紙にしたらキリが無い みっともなくて涙目が出ちゃう 
美しすぎる 美しすぎる

1/15/2023, 11:52:18 AM

    『この世界にぶら下がっている』
鳳仙花の呪咀で眠れない ベッドはタガメのように
つぎの獲物を狙う 私は変わらず眠れない 貴方の背中で眠れない この世界にぶら下がるソーセージ
三本焼いて明日の朝食 だけども今は眠れない
朝は来るのか来ないのか この世界で眠れるはずも無い

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