4/6/2024, 11:37:06 AM
薄暗の喫茶の隅
草臥れたソファ
長丸いテーブル
無い角を挟んで
ストローを食む
物憂げな君
疎らな喧騒
無音の距離
逸れない瞳
縫いついて
想いの隠匿
珈琲の苦味
季節外の熱
離れない侭
貼り付いて
戻れない侭
冷ませない
――――――――――
(君の目を見つめると)
4/5/2024, 12:55:24 PM
満天と
言わずともその
疎らな点描の
帳の淵で
毎夜望んでいる
点も先も
届くことなく
灰の天井
―――――――
(星空の下で)