君と一緒にいれる夢をずっと見ていたい
君が笑顔で私に話しかけてくれる夢を見ていたい
こんな夢、叶うわけが無いのに
如何してこんな風に願ってしまうのだろう
君と私は一緒にはいられない
君と私は別の人生を歩む
そんな運命なのだから
でも私はそんな夢をずっと見ていたい
君と夢の中だけでもいいから
私の目を見て話して欲しい。
君と話したいことが沢山あるけれど
君とは話せない
でも、私の夢の中では君と話せるのだから、
私は思う
こんなバカみたいな夢をずっと見てたいな。
って
君とこうやって話せる機会は
夢の中じゃないと出来ないのだから
―夢を見てたい―
君とこのまま話せたら
君とずっと笑っていられたら
こんな願い叶うはずないと思っていた
けど君はそれを裏切った
君はずっとこのままでいられると
言ってくれた
私の頬が濡れ、目の前がぼやけて
嗚呼私は無意識に泣いていたのだ
君とずっとこのままいられるという
安堵が私を包み、
感動の涙の結晶が私を祝福するかのように
私の周りに意地らしくも可愛らしく飛び交っている
嬉しかった
君がいなくなる夢を私は見る
悪夢にうなされて寝れたもんじゃない
でも君に心配をかけたくなくて
君に言えなかった
でも、君にあのことを言ったから私は
前をまた向けるようになったんだ
君が私の不安を払拭してくれた
ありがとう。君にはもう感謝しかないよ
できるのならば君と死ぬまでずっとこのままでいたい
それと、君に恩返しをしたいな
……なんて、待っててね。私の愛しの人よ
―ずっとこのまま―
君と歩いていない時は寒さが身に染みる。
だけど君と歩きながら話してる時は
無性に暖かくなってくる
そんなことを考えつつ
私は夜道を歩く
君とはもう随分前に別れてしまったけれど
君がなんだか隣にいる気がして
でも、暖かくはならない
君はもう、私の傍にいてはくれないのだから
君はもう、私に笑顔は見せてくれないのだから
私はもう、君とは話せないのだから
暗い夜道と月明かり
君との楽しかった日々を思い出し
私は泣いていた
「愛していたよ、優しい君を」
君はもう、別の人が好きでしょう
それでも私は今でも
君が好きですよ
心と身に寒さが染み渡る
―寒さが身に染みて―
私が20歳になったら君は21歳だ
時の流れは忙しくて、
私を待ってくれなくて、
君と同じ時間は歩めない
劣等感を感じたけれど
君とはそれでいいんだ。
私はあることを思いついた。
それは私が振袖姿で君の前にやってきて、
「可愛い?」
って言う事
楽しみになってきた
君が笑って
「可愛いよ」
って言ってくれるのを楽しみに
待っている
ああ、楽しみなことが、またひとつ増えた気がする
ー20歳ー
p.s.
私と一緒に写真撮ってくださいね
暗い夜空の中、私が眺めていたのは三日月だった。
君のニコニコした時の口に似ていたから
私はそれを見ていた。君は知らないだろうけど
私は君のことをこうやって思い出しては、
水を目から流してるんだよ
嗚呼、君と結ばれたかったな
嗚呼、またどこかで会えたらな
ー三日月ー