野良猫

Open App
2/25/2026, 6:46:37 PM

理由のない不安が
押し寄せる
消えない雨雲のように

曇ったガラスが覆い隠す
物憂げな空
心、沈む、灰色に染まる
声も出せず、雑踏に紛れて
振り出した雨に傘もささずに

許せない感情を
どうか受け入れてと
扉は開かない
鍵は見つからないまま
冷え切った指先が触れた
居場所のない虚無感を抱いて

伝い落ちる雨粒の行き先は誰にも告げず
この手を引いてと傲慢に願っていた
終着駅はわかっているのに
不恰好な唄を鳥は歌い堕ちる
答えの無い問いにいつかを夢見て
それでも捨てられないガラクタばかり増えていく

ここは雨の街
彷徨う亡霊のような危うげな存在感で
色の無い空が支配する
抜け出せない迷路のように

12/7/2025, 4:02:44 AM

濃紺のキャンパスに白の絵の具を降らせたら
柔らかな灯火への道標を照らして
足跡を繋ぐ 途絶えぬ鼓動
指先で描いた夢語る地図を
歌い紡ぐ旅人よ
その言霊に往く先を映して

4/28/2025, 5:34:26 PM

規則正しく鼓動を刻む
この胸の温もりは
いつかの幻を抱いて眠る
子供のままの夢を見ながら

星達にやさしい子守唄を響かせて
白い鯨が雲海を泳いでいく

砂浜を照らす月のように輝いて
あなたはとても眩しくて
もう会えないなんて 信じられなくて

今宵 可惜夜
刹那に煌めくは一瞬
瞼の裏 どうか焼き付けて

祈り、語り継ぐあなたへの鎮魂歌

3/21/2025, 5:38:21 PM

曇った空は晴れて どこまでも続く青

白い翼広げ 羽ばたく鳥は
光の向こう側目指し飛び立った

指先のシャッターが映し出す 君の横顔は
いつもどこか寂しげで とても綺麗だった

思い出というには まだ鮮やか過ぎて
届かなかった願いと 君の呼び声が
繰り返す日々に木霊して

胸を締め付ける この郷愁が
まだ抜け出せないでいる
君と見た景色の中で

いつまでも祈り続ける
記憶の海を泳いで
辿り着く光
夢見たまま


 

2/6/2025, 10:48:17 AM

螺旋を描く旋律は
暗闇を泳ぐ白い鯨

迷い見失って
求め彷徨う星の導

唄うはこの脚で
願ったのはこの世界の終わりか
絡まった糸を紡いで
ため息ひとつと零れた涙

どうにもならない夜を越えて
鳴いた朝を迎える

Next