知ってるよわたし
ずっと片思いなこと
あなたがただ優しいだけなこと
たまにつらくなる
こっちを見てくれないとき
両思いでしょって言われたとき
何も知らないんだなって
わたしの気持ちは実っていない
でも両思いのフリするんだ
そっちのほうが楽だもの
もう慣れちゃったしね
半年も偽ってたら慣れちゃうよ
あなたは「可愛い」とだけ言う
可愛くなんてないよ
それしか言えないんでしょ
嘘つくのが嫌だからって
でもそれを繰り返す
傷つきたくないから
傷つけたくないから
#これからも、ずっと
いつからだっただろうか、これほどまでに胸が高まるようになったのは。
#君の目を見つめると
君は僕に「好き」と伝えてくれないけれど、
奇跡が起きたら壊してしまいそう。
だからずっとそのままで居てほしい。
#それでいい
失って始めてというか、
これで最後なんだなって思って、
涙が止まらなくて、
最後を実感すればするほど、
気持ちが溢れ出す。
#大切なもの
ほしいものはない。
けれどわたしに誕生日が近づいてくる。
彼女は言う。
「何か欲しいものある?」。
ない。
ないよ。
わたしは今の生活に満足しているのだから。
これまで以上に何かを望むことなんてできない。
今の幸せを噛み締めていたいから。
そういうことは彼女には通用しないけれど。
「なんでもいいんだよ」。
だからこそないのだ。
彼女にわざわざねだってまでほしいものなどない。
本当に欲しいものはその場で手に入れてしまうから。
彼女の手をわずらわせてしまうのが申し訳なくなるから。
「しょうがないなー、特別にこの私がプレゼントを選んでしんぜよう」。
偉そうな彼女。
そうであってこそ彼女なのだけれど。
「君。私とデートしようか。それをプレゼントとしよう。勿論、プランは私が考える」。
何を欲していないとしても彼女はわたしが一番欲しいものを見抜いてくれる。
本当に大好きだ。
#ないものねだり