飛花

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2/6/2024, 11:11:27 PM

嫌だ嫌だや嫌だ嫌だ嫌だ嫌だや嫌だ─────

動かないで。

あなたとの時を共有していたいの。
なのに。
なのにどうして?

あなたは進んでしまうの?

あっあああっああっあっああああっ

わたしを置いて行かないでよ






#時計の針

2/3/2024, 11:14:52 PM

「ソティ、ちょっと手伝ってくれない?」
 母は、昔から私のことを「ソティ」と呼んだ。可愛い響きで、その呼び名は私も気に入っていた。けれど、どうして呼ばれていたかは、少しも分からない。母が亡くなったこの機会に、考えてもいいかもしれない。私だって、母の遺産だ。
 本名から推測してみる。「古賀須 澪子」。これで「こがす みおこ」と普通に読めるだろう。確かに、名字も名前も、ありふれたものとは言い難いかもしれないが、だからといって珍しいと上げられるものでもないだろう。ならば、本名は関係ないのかもしれない。
 いや、関係ある気がする。母は私を産む直前父と離婚した。そのときに、名字をわざわざ古賀須にしたと聞いている。戸籍をいじったと。ならば、関係あるのではないか。
 古賀須。こがす。「こ」が「す」。まさかとは思いつつも、偶然ではないような気がしていた。
 澪子の「こ」を「す」に変える。そして、「ソティ」と組み合わせると、
 ミオソティス。勿忘草だ。確か花言葉は、「真実の愛」。
 そうたどり着いたのはいいものの、何を思ってこれになったのだろう? なんだか釈然としない。
 と思ったけれど、きっと母は父に未練があったのだろう、と気づく。
 気持ち悪いなと思った。








#勿忘草(わすれなぐさ)

1/31/2024, 10:33:07 AM

 あ、これが世界の果て?
 ふうん、結構つまんないの。

 もっとさびれているのかと思っていたわたしは拍子抜けだった。まるで迷路の行き止まりのように、目の前に壁が現れたから。普通人が入れないような場所だというイメージじゃない? それなのに。

 けどなんか、あそこに扉あるくない?
 どうせつまらないものなんでしょ。

 そう思いつつも手を伸ばして開く。

 光が差した。




#旅路の果てに

1/30/2024, 3:27:52 PM

 大好きな人へ。

 いつも構ってくれてありがとう。
 あなたのおかげで、わたしの生活を幸せに感じました。
 あなたの生活も彩りを添えてられていたならば幸いです。
 少ししか伝えられなかったけれど、わたしはあなたが大好きです。
 これからもずっと一緒に居たいくらいには大好きでした。
 もっといろんなことをしたかったです。
 ハグもキスもあわよくばその先も、わたしはあなたとやってみたかったです。

 もっといろんなところに行きたかったです。
 一緒にいろんなものを見たかったです。
 あなたもそう思っているのかな、叶えられなくてごめんね。
 あなたはわたしが居なくなったらどう思うのかな。
 悲しむのかな、喜ぶのかな、怒るのかな。
 何にしてもわたしに感情を持ってくれるだけで嬉しいです。
 でもできれば悲しんでほしい。
 わたしのために涙を流してほしいです。
 ずっと泣きっぱなしだとわたしが辛くなっちゃうけれど、わたしのために行動してくれるなら、何しても感無量です。
 いや、沢山泣いた後は笑ってほしいな。
 わがままかもしれないけれど、わたしはあなたの笑顔が好きだから。

 最後にお願いがあります。
 わたしを忘れて、いやそれは無理かもしれないけれど、素敵な人生を歩んでほしいです。
 あなたの幸せがわたしの幸せだから。
 あなたの人生のほんのちょっとしか触れられなかったけれど、わたしはずっとあなたが大好きです。
 今までありがとう。
 そして、さようなら。







#あなたに届けたい

1/30/2024, 3:43:08 AM

誰にも明かせない。
あなたを好きということは、
大きな罪だ。
言えない。
でも言わなくては、
君には伝わらない。
どうしたらいい?
口ごもってしまう。




#I LOVE...

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