目を瞑っても、勝手に開く。こんな夜はいつぶりだろうか。確か、すごく大きな悩み事があったときだったような。まあいい、過去の話は置いておこう。
今日の朝、僕は咲優に告白した。返事は明日にするらしい。だから、心拍数が異常に上がって、告白してから何時間も経つのにずっとそわそわしている。
丁度3年前に彼女に告白されて、その時僕は恋愛を知らなかった上に自分のことに精一杯だったから振ってしまった。それでも彼女との友だちの関係は解消されずに、今までと変わらずに接してくれていた。
そんな咲優にいつしか惹かれていった。明るくて溌剌な彼女は、僕に勇気を与えてくれていた。どうしてそれに気づいていなかったのだろうか。後悔と共に、彼女と一緒に居たいと積み重なっていった。
そしてついに、今までの関係を壊してしまった。きっと彼女は僕のことをもう好きでないのだろう。そりゃそうだ、振られても変わらず、しかも3年間も好きでいてくれるだなんて、そんなことそうそうないであろう。
勝手な自分に反吐が出そうだ。まあいい、咲優に引かれて今までの関係が無くなるというだけの、鈍感な僕へのちょっとした罰だ。
「今考えたとて、どうにもならんしな」
いつの間にか、朝が来ていた。
#眠れないほど
夢で起こった出来事が現実で起きたときに、
デジャブを感じるんだよね。
#夢と現実
焦燥感。わたしが悪いのに、どうしてもやるせない。
勝手にできた心の傷が、確実にわたしを蝕む。
相手を悪者に仕立て上げ自分を正当化しようとしている自分に、反吐が出る。
過去には戻れないのだからって割り切っても、割り切れない。人生は素数だから、自分で割り切らなければならないのに。
#さよならは言わないで
「ねえねえ、明日遊ぼ」「うんいいよ」
わたしから誘ってばっか。わたしから言ってばっか。わたしからばかりなのに、君はわたしのこと好きだなんて戯言言うんだね。嘘つき。
君の気持ちが本当に聞こえなくて、辛い。
#距離
わたしが居なくなったことは悲しんでしまうと思うけれど、
大好きなあなたにはずっと笑っていてほしいの。
#泣かないで