「ねぇー、やっぱお化け屋敷怖いって」
「僕が守るから大丈夫」
そう言った瞬間に足が震えた。
#暗がりの中で
アールグレイを飲んでみたい。
紅茶の違いって、素人にわかるのかな。
#紅茶の香り
愛してる、と言うと重いかもしれないけれど、わたしはあの人のことが好き。
確実に知られているのだけれど、いつか直接伝えたい。
#愛言葉
一生友だちで居ようねと約束した。言いたいことは溜めずに、不満を抱えないようにしようと決めた。喧嘩しても仲直りはその日のうちにしようと決めた。絶対にずっと友だちで居たかった。どうしても、離れたくなかった。
「好きです、付き合って欲しい」
予想外だった。なんと返事をしようとも関係が変わってしまうのは、考えなくても予測がついた。ずっと一緒には居たかったけれど、そう思われているなんて考えつかなかった。取り敢えず返事は保留にして、今日はすぐにさよならをした。
自分の気持ちがわからない。どうするのが正解なのか?
#友達
いつもデートに誘うのはわたし。告白したのはわたし。返事を催促したのはわたし。手を繋いだのもわたしから。キスをしたのもわたしから。
全部わたしから。だから、あなたはわたしのこと好きじゃないのかなって、ずっとずっと悩んでた。
けどね、
「えっちょっまっ……!」
突然手を引いて走り出したのはびっくりした。「夜景が綺麗なんだ」って、さも当然のように言うから、照れよりも先に驚きが来ちゃった。
でも、カァって顔が赤くなる感覚、久しぶりだった。悩んでたことが嘘みたいだ。そして気がついた。
初めて話しかけてくれたのはあなた。LINE教えてって言ったのはあなた。さりげなく何度も隣の席を選んでくれたのはあなた。すごいねって意外なところを褒めてくれるのもあなた。
いつもありがとう。そして忘れててごめんね。
#始まりはいつも