『勝ち負けなんて』
力有り余る人よ
何すべきか迷う人よ
平和を知るべし
深く知り
自由を喜ぶべし
許される限り
できる範囲で
過去より
今より
自分より
明日に残したい
明日そこに仲間が生き
そこに命が生まれ
愛が芽生えるから
明日 命が生きる
明日 地球が回る
(僕はね生きていたい)
死ぬべきでないのに
息途絶えのは辛い
そんな世から死んで
ゆくのも辛過ぎる
生きる喜びも無く
死んでゆくのは辛い
苦しみながら涙残すを
知ることは辛い
何かをしなければ
自分にできる何かを
力もなく
望みも残り僅かだが
一心不乱に叫ばねば、
本当の幸とは?
真実の姿とは?
黒は負け?
白は勝ち?
きっと決まらない
勝ちか負けとか
決めれることなんて
そんな多くないはず
あとは自由によるんだ!
自由は見えぬ幸福だから
『まだ続く物語』
僕は演技を演ずる
人形だった
それでも
泥ゞになりながら演じ
そのあとの
焦燥に酔い潰れ
真っ黒い虚無の中で
つかの間居眠った
これが偽りのない僕だ!
これが有りがちだった
僕の物語なんだよ
人形は人間を見ている
俳優は演技の転化を
周到に狙い定めている
彼らは闇から嘔吐しながら
物語を続ける本能を持つ
『渡り鳥』
じぶんを
信じること
しょぼくれてるなら
なおさら
信じること
渡り鳥さんって
思いやりがあるんだよ
僕が帰った
次の日に
飛び立ったんだからね
さあ強くなろうよ
時には闘うことも有りかな
理不尽に屈しては
絶対にいけないんだ
みんなもそうだよ
心より叫けばなきゃ!
泣くのも
笑うのも
忘れがち
そこから
『さらさら』
甘んじて受け入れよう
夜中にホッと溜め息をつく僕を
幾ばくもない時間
狂気が波打ちながら追ってくる
僕はベッドに埋まり微笑んでみる
ここだけは僕にとって、
さらさらの世界なのだからね
『これで最後』
いつも仕事をしてる
仕事ばっかりしてる
苦しんで固まってる
ボロボロになってる
自分が嫌になって
毎日黙々と考えて
ロジックを考えて
そればかり考えて
甘い妄想を見て
悪夢ちらついて
あの笑も消えて
あの友も去りて
いつの間にか
小さくなるか
夢の中俯いか
虚ろになりか
意識だけが
ピリピリが
お客の声が
同僚の声が
もうだめ
たすけて
かえる
さらば
ばか
こら
ふ
む
色や
人や
考えが
祈りが
みるみる
どんどん
パノラマに
猛爆発的に
すっと広がり
ばぁと赤らみ
終業のベル音が
とても高らかに
ケタタマシク鳴る
もう終りと告げる
今日はこれで最後だ
うん明日も頑張ろう
みんなよくやったなあ
みんな元気に頑張れた
さあ家に帰りましょうね
さあ街で飲みましょうよ