5/24/2025, 10:43:18 AM
『歌』
現実さえ希薄な時
汗まみれの呻き
よれよれの服
この場所じや
笑いなんて意味も無く
うつむいて糧を
貪るしかない
だけど...
黄昏れた街の影だけが
背中をさすってくれるんだ
そして、少しだけ
口ずさむのさ
繋ぎきれない程の歌だけど
だけど...
どからともなく
冷たく澄んだ風だけが
頬につたえてくれてるんだ
そして、少しだけ
口ずさむのさ
聴き取れない程の歌だけど
5/23/2025, 11:13:32 AM
『そっと包み込んで』
戦いが嫌いな娘だった
いつのまにか隅っこで
ふるえながら祈ってた
やがて戦いの中で生き
全て失い眠りについた
あぁ‥そうしてやりたかったよ
ごめん、ごめんなさい。
5/22/2025, 1:24:52 PM
『昨日と違う私』
何か楽しいことあったん
顔がにやけてるでぇーっと
....言われた
ズボシだ!
何故が嬉しい
...なはずも、
心当たりさえ
..ない
でも、でも、
なおさら込み上げてくる
そう、あの頃は
さらに度を超して
頭が痛くなったものだ
ふ..ふふふ…
ぶっ、ふ、ふ、、、
5/21/2025, 3:02:01 PM
『Sunrise』
永遠という名の
幻想
終わることへの
失望
陽は昇り
そして..陽は沈む
偉大なる慣わし
そして..小さな我
永遠という名の
憧れ
終わることへの
恐怖
陽は昇り
そして..陽は沈む
偉大なる慣わし
そして..愛する君
永遠という名の
静寂
終わることへの
祈り
陽は昇り
そして..陽は沈む
5/20/2025, 12:48:49 PM
『空に溶ける』
きみを
愛すること
罪深さと
怯えと
つまり
閉塞感
美しさへの
嫉妬
言葉の堕胎
あなたの
最後の道を
幾度も幾度も
這いずる
経験
でも
終わりなき
日常
落としめれば
吹く淫靡迷風
夏に咲いた花片
散り切れぬ残像
煌々たる余韻
天空に溶けて