3/12/2025, 11:31:10 AM
『終わり、また初まる、』
転げ落ち
手に触れし
一葉の君
温もりと
裏腹の沈黙
時計の針が
その先を刻む
3/11/2025, 11:00:38 AM
『星』
空でケンケンしたら
なかなか調子がのらず
3歩目くらいで
星ばば踏んだ
ばば踏んだ
そしたら
赤や青い光を放ち
泣きながら
あっちへ逃げていった
やがて
星ばばの家族らしきが
ブァーと
目の前に現れて
「オマエダッタノカ」
「アナタナンデスカ」
カタコト
カタコト
噛み付いた
ほんと目が眩むほど
ほんと心が沈むほど
ほんと膝が震えるほど
すると
大きな光がどこからも
やってきて足元の雲が
あっと言うまもなく
消えてなくなった
それからは
真っ逆さまに落ちている
今でも速さを増して
はてのはてまで
ぐるぐるまわりに
落ちている
3/10/2025, 1:33:44 PM
『願いが1つ叶うならば』
おとなしくなった
犬のみなさん
僕は悲しくなります
キミたちはもっと
辛いのかも知れないけど
いくら都会の中でもさ
そこまで、
従順にならなくても
いいのに..と
思ったりします
もう一度吠えて、
隙狙っては駆けて
ほしいと思ってます
クロやシロへ
3/9/2025, 10:28:15 AM
『嗚呼』
あいつの視線の方で
何があったのか
その姿を残して
記憶が途切れている
嗚呼、そこは…
百円パーキングに
変わっていた
3/8/2025, 12:54:23 PM
『秘密の場所』
そこには昼も夜も
笑顔も語らいもない
悔恨の場所
裏切ったのは僕
見限ったのは君
そこには陽も月も
過去も明日さえない
秘密の場所
振り向いたのは僕
寄り添ったのは君