眠れない夜にタバコをふかして聴く
ルパン三世のサウンドトラック
ミッドナイトに起きていることなんてここ数年ない真夜中に似合う曲なら何だろう
「ずっと真夜中でいいのに」
「YOASOBI」
でも最初に思いついたのは、「ルパン三世」のBGM
その中の「バビロンの黄金伝説」
作画やオチで賛否両論ある作品だけれど、私は好き
作中のロゼッタの歌を今でも口ずさんでいる
Song of Babylon
酩酊しながら口ずさむロゼッタの背は
ずっと鮮明に思い出せる
お題:ミッドナイト
泣き声をあげられるたび安堵して
眠れない夜の不安と過ごす
母がよく言っていた。貴女は難産で夜泣きがひどかったと。だから初孫である娘のよく眠る姿を羨ましそうに眺めていた。日中はそれで良いけれど、夜中はこわい。娘の寝息はあまりにか細いため、もしかしてと思って眠れない。不安に小さな手を握ると、突然甲高い泣き声を上げ始めた。ああ、生きてる。
お題:安心と不安
逆光でアナタの顔が見えなくて
だからできた最期の告白
片思いと決めた彼と一夜だけ
こんな夢を見たとは言えない
目を覚ましてからも顔の火照りが取れなかった。何て夢を見たものか。素肌同士の感触がまだ全身に残っているようだった。出会った頃から片思いと決めた彼と、どんな顔をして会えば良いだろう。そうこうしているうちに、スマホからアラームが鳴った。覚悟して私は彼の待つゲームアプリを開いた。
お題:こんな夢を見た
ひと昔前の日記を開くたび
あの頃の自分と対話する
私にとってのタイムマシーンは本だ。古典や時代小説でなくてほんの数年前の作品であれば、もう過去に触れられる。またSFを読めば未来にも行けるから面白い。今日もまたタイムマシーンの一冊を手に取る。しかし内容はごく当たり前のものばかりだった。マスクと非接触の世界は、いつまで続くだろうか。
お題:タイムマシーン