1/21/2023, 10:50:45 PM
深夜0時まもなく、LINEに打ち込んだメッセージを送信した。内容はお決まりの「お誕生日おめでとう」
年に一度のこの日、ワタシは前のキミに失恋する。時計の秒針が進むごとに、一年間恋したキミと離れていく。そしてまた願う。新しいキミとまた恋ができますように。
お題:特別な夜
1/20/2023, 10:28:15 AM
海の底の貝ならば良かったのに
いくら泣いても誰も見てない
きっと海の底に沈んでいるだろ
ボトルに詰めたワタシの気持ち
海の底のような星空へボクは
「深海少女」を歌い続ける
1/18/2023, 1:16:52 PM
数年前、と言ってもまだ4年前と数えるべきだろうか。当時から手帳のメモ欄に日記を付けていた。悪筆に近い筆跡で日々の出来事を残している中、ひときわひどい字で綴られた日があった。今隣では、2歳になる愛しい子が寝息を立てている。ワタシはまだ、授かれなかった「あの子」を思い出して泣く。
お題:閉ざされた日記
1/18/2023, 4:56:00 AM
両足のジャンプ覚えた幼な子と
ワルツを踊る午後の木枯らし
子どもは風の子というが、どうして気温の一段と低い日に出掛けたがるのか。小走りな娘を早足で追い掛けながら、首元へ滑り込む風に身を縮めた。公園に着いた頃、ひときわ強い木枯らしで落ち葉が舞った。それと同時に娘がぴょんと跳ねてからくるりと回った。まるでワルツみたいだ。そう思った午後。
1/16/2023, 12:40:20 PM
寒椿しなるうなじの美しき
散り際や庭の白菊紅を差す