泣き声をあげられるたび安堵して眠れない夜の不安と過ごす母がよく言っていた。貴女は難産で夜泣きがひどかったと。だから初孫である娘のよく眠る姿を羨ましそうに眺めていた。日中はそれで良いけれど、夜中はこわい。娘の寝息はあまりにか細いため、もしかしてと思って眠れない。不安に小さな手を握ると、突然甲高い泣き声を上げ始めた。ああ、生きてる。お題:安心と不安
1/25/2023, 12:21:05 PM