星乃威月

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6/20/2025, 2:21:20 AM

気付けば

外ではシトシトと降っている


道は濡れ

所々には水溜まりが

側溝では

雨水が僅かに流れている


こんな時に、あなたがいないなんて……


今日は葬式

いつも笑顔で励ましてくれる

優しいあなたは、もういない


散々泣いたのに

亡きあなたを思い出して

堪えきれず、再び涙が溢れ出た




ー雨の香り、涙の跡ー

6/19/2025, 4:10:06 AM

縦と横


結んで繋いで

織り成すのは


寒さから身を暖める

守り神かもしれない




ー糸ー

6/17/2025, 10:06:20 AM

届かないのに

望んでしまう 願ってしまう


どんな困難も

乗り越えられる気がして

挑戦せずにはいられないんだ


青春

魔法のような 儚い希望



ー届かないのにー

6/17/2025, 2:55:23 AM

幼き日々

笑いあった場所

思い出の地


あの頃の景色は

今では別世界で

泣いても笑っても

戻っては来ない


あの頃に見てた景色は

どんなだっけ?

おぼろ気ながらに描く


「ここに道があって、家はここで

 見えてた景色は、そう、この角度から……」


向いた先には

高く聳える真っ黒なビル

過去を拒絶するかのように

立ちはだかっていた


美しかった過去になんて

すがるものじゃない‼

と、言わんばかりに


あの頃に見ていた

きれいな空

気高い山

自然豊かな草原は

微塵もなく消え去った


「もう、思い描けないよ……」


記憶の地図は

跡形もなく風化してく

そう痛感した瞬間だった




ー記憶の地図ー

6/16/2025, 4:48:34 AM

コーヒーをそそぐ

香りが漂う


ただ、それだけなのに

ホッとするのは、なぜだろう


君がいるから?

君と飲めるから?


いや、違う


コーヒーの香り漂う中で

今日も、のんびり寛げるからだと思う


有難う、マグカップ




ーマグカップー

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