ノイシュ

Open App
8/11/2023, 11:23:19 AM

終点+麦わら帽子

知らない駅に降りた。
駅と言っても、駅名も時刻表も改札もない。
地に足をつければもう、辺り1面小さな花々が咲き誇る何とも不思議な場所だった。

振り返ると既に電車はいなくなっていて、代わりに麦わら帽子を被る少女がいた。
麦わら帽子で顔はハッキリとは見えなかったが、
僕はなんだか見覚えのあるような気がして。

僕は走って少女に近づいた。

そして目の前まで近づいた後、思い切り少女を抱き締めた。
夏に似合うジャスミンの香り。
そう少女は僕の、



会いたかった。
私もよ。



知らない駅に降りた。
けれどもう電車は来ない。
ここはもう終着点なのだから。







8/9/2023, 2:20:23 PM

上手くいかなくたっていい

信じる心があれば、とか綺麗事いうんでしょ。
私が知ってる物語にはそういう場面があって。
大体主人公がそんなセリフを吐く。

でも不思議だね。

現実で言われたら凄く傷つくだろうに、
物語の主人公が言ってたら凄く嬉しいの。

なんだか切ないね。

8/6/2023, 7:53:07 AM

鐘の音が聞こえる。

近くの教会で結婚式を挙げているようだった。

貴方が守ったこの国で、今日も誰かが幸せになっている。

私も貴方と結婚したかった。

8/2/2023, 11:49:41 AM

夢の中の私は看護師。
患者も私。

看護師の私は、病室で眠っている私の首を思いきり締める。患者の私はとても苦しそうで、芋虫のように気持ち悪く動いていた。
それでも私は無我夢中で、更に指に力を込める。
やがて私が動かなくなると、満足して私は私をベットから引きずり下ろし、窓から落とした。

患者の私は、会社の制服を着ていた。
そして看護師の私も、会社の制服を着ていた。

やがて看護師の私は、病室のベットに入り、眠りにつく。

明日もきっと同じ夢を見る。
同じことを繰り返す。

早く仕事を辞めたい。

8/2/2023, 9:53:02 AM

……20XX年、明日で地球は終わりを迎える。

もし明日晴れたらどうする、そう貴方に聞いた。
そしたら貴方、僕達は明日死ぬんだよって、真面目な顔して言うんだもの。
私思わず笑ってしまったわ。

だって私達は死なないの。

いつか地球はまた生まれる。
そして新しい命に、私達の魂が吹き込まれる。
動物かもしれないし、植物か、もしかしたらミジンコかもしれない。
けれど、私達はそうして何かに生まれ変わって、また会えるの。
会えたら私、貴方を抱きしめて言うの。
今日はいい天気ねって。
そしたら沢山遊んで、沢山お話するわ。





ね、もう一度聞いていい。




もし明日晴れたらどうしたい。




Next