12/15/2024, 12:13:16 PM
『雪を待つ』
街灯に照らされ、雪が舞い降りるのを待っている。
あなたが描いた最後の絵、そのままになるのを待っている。
きっと、あなたも同じように待っていたのでしょう。
少しでも味わいたくて、待っている。
12/14/2024, 11:58:21 AM
『イルミネーション』
イルミネーションの下で感じる孤独は、軽薄で距離感がある。
自室では、孤独は寄り添ってくれていたというのに。
ここでは、とてもとても遠い。
どうしたっていうのさ。
帰宅すれば、元に戻ってくれるかい?
12/13/2024, 12:41:32 PM
『愛を注いで』
ボクは愛を注ぎ過ぎてしまう。
花に水をあげ過ぎてしまうように。
どのくらいが適量?
花は何も言えないけれど、
キミは口があるのだから言って欲しい。
ワガママかな。
それとも、コレは愛ではナイ?
12/12/2024, 12:53:37 PM
『心と心』
心を伝えて、心に届くのにはどうしたらいいだろう。
言葉を尽くそうとしても、上滑りでキザな言葉になってしまう。
想いはいっぱいに膨らんでいるのに、どうしていいかわからない。
抱きしめるのも、キスもまだ早い気がする。
(愛しているよ)
とりあえず、くっつくことにした。ためらいがちに、彼女の頭が僕の肩にのる。
伝わったのかもしれない。
12/11/2024, 2:16:08 PM
『何でもないフリ』
大丈夫。大丈夫。
つい何でもないフリをしてしまう。
本当はそうじゃないのに。
本音はもう全て投げ出したくてたまらないのに。
こうあって欲しい自分が、地に足を着けず立っている。
こうあって欲しい自分? 世間じゃないの?
と思いつつクセは治らない。
ええ、大丈夫。大丈夫です。