深夜のあの、どこにもない静寂はわたしを安堵させる
ニンゲンが生きて動いている、働いている、学校に行っている
笑っている、怒っている、泣いている
全ての感情から離れられる、あの静寂は
都会でも得られるのだろうか
特に丑三つ時は、わたしを落ち着かせる
と共に、深い孤独感を感じさせる
ふと、誰かの声が聴きたくなる
そんな感傷も悪くない
【静寂に包まれた部屋】
うまれたくてうまれたわけじゃなかった
けれどわたしの人生はいつのまにか始まっていた
そしていつからかなぜ人生を生きなきゃいけないのかと
考えるようになっていた
過ぎ去った過去をやり直したいとも思わない
でもこの先も頑張って楽しく生きようなどとも思えなかった
なぜだろう
どこでこうなったんだろう
楽しそうに見える他者(ひと)たちも実はこころではそうだったりするのだろうか
いや他人と比較しても仕方ないと正しいと思う方へ自分を導く
したいことと正しいと思うことは必ずしも一致しない
何がやりたいのかもわからない
窓の外を見ると9月のスコールが赤い夕暮れの雲から降り注いでいた
空も泣きたかったりするのだろうか
【空が泣く】
LINEくるかこないか気になっちゃうから
通知オフにしたのに
無意味に開いちゃうよ
来ててもすぐ見たら変かなって
長押ししてみたりして
きっとそんなこと気にしてないだろうけど
だけど君からのLINEが
嬉しい、や、楽しい
でいっぱいだとすごく嬉しくなって世界が明るく見えるよ
明日も頑張ろうって今日も眠れそうだよ♡
鳥のように翼が欲しいと思ったことは一度もない
翼があってもきっと他のものが欲しくなる
今の自分に満足できない
だから自分にないものが欲しくなる
だとしたら
だとしたら
自分にあるものをもっともっと大切にしたい
どうしてそんな澄んだキラキラした瞳で見つめてくるの
抱きしめたくなっちゃうよ
大好き大好きってたくさん言いたくなっちゃう
そしたらぺろぺろお鼻を舐めてくれるよね
私の後ろをずっとついてきて
そのキラキラおめめで見つめてくるんだ
わかってるんだよね、伝わってるんだよね
これからもこれまでもずーっと大好きだよ❤️