秋の足音が、ぜんぜん聞こえない
夏のドカドカした足音ばかりが
世の中を歩き回っている。
そろそろ 秋さん 来てください
ドカドカした夏さんとバトンタッチ
してください
春さんから夏さんへのバトンタッチが
もしかしたら、早過ぎたのかも
知れませんね。
とにかく、秋さん 夏さんから
早く、バトンをもらってください!
#足音
学生時代に仲の良い友人5人で
海でキャンプをしたことがある
1泊2日だったが、ただただ、はしゃぎ
まくっただけだったけど、
ある人との出会いもあった、、、
夕食の準備担当だった僕は、
料理が苦手なこともあり
悪戦苦闘していた
隣の炊事場で、料理を作っていた
方が、「手伝いましょうか」
と言ってくれて、カレーに入れる野菜
を慣れた手つきで、準備してくれた。
その人が、出来上がった料理を抱えて
炊事場を離れようとした時に
「ありがとうございました。
おかげで助かりました。
後で、お礼がしたいので、ここに
◯時に来てくれませんか?」
と自分の名前と一緒に伝えたら、
その人は、恐縮した感じで、その場から
去って行った。
僕は、あろうことか、酒を飲み過ぎて
しまい、酔っ払って寝てしまった。
次の日に、約束の事を思い出したが
「どうせ、来ては、くれなかっただろうな」
と、お礼のために、買っておいた
キーホルダーを友人にプレゼントして、
微かに期待していた気持ちだけは、
夏の思い出としてとっておくことにした
#終わらない夏
あの頃は、遠くの空の下での
生活に憧れていた
でも、いざ、遠くに住んでみると
今まで、住んでいた所へ戻りたい
気持ちになっていたけど、
今は、楽しくなくても、気持ちは
「明日は、きっと楽しくなるはずだ」
と思うことにしたら、今、住んでる
空も愛おしく見えた。
#遠くの空へ
僕は、驚いた時に
まず、「嘘でしょ!」と言ってしまう。
その後、一般的な言葉である
「びっくりした」と言う。
なぜ、最初に 「嘘でしょ!」と
言ってしまうのか、そのきっかけは
「わ〜っ」とか 「きや〜」と言って
しまった時に、仲の良い友人から
「その、驚き方、そろそろやめたら
なんだか、カッコ悪いよ。
だから、彼女ができないんじゃない?」
と言られてから だったと思う。
それを きっかけに 「嘘でしょ」
と言う様にしているけど、相変わらず
彼女は できなかった。
#! マークじゃ足りない感情
あの頃
遠距離恋愛中の君から
メールが届いた
メールの内容は、友人と旅行に
行った内容だった
メールの終わりの方に
「あなたと見たかった」
の言葉があり、
必ず 君が行ったところに
2人で行こうね。
とメールの返信したけど
結局、2人で行くことは、なかった。
君が友人との旅行で行った、あの場所が
テレビの旅行番組とかで、出る度に
君の事を思い出してしまう。
#君が見た風景