小学生の頃、自然に囲まれた
叔父の家で、夏休みを過ごした
事があった。
従兄弟とほとんど毎日、山や川で
遊んでいて、普段、味わえない
生活を楽しんでいた。
ある日、いつも通り、従兄弟と遊んで
いた時、転んで、膝を擦りむいてしまった
心配する従兄弟と、滲んでくる血を見ながら
泣きそうな気持ちになっていた時に、
「どうしたの? どれどれ」って
年上の女子中学生風の人が
ティッシュで、拭いてくれて、携帯用の
絆創膏を貼って
「さっ、これで 大丈夫」
その後、その人と、いろんな事を3人で話した
何を話したのか、今は、忘れてしまつたけど、
話している時の ドキドキした気持ちは
今でも鮮明に覚えている。
「じゃあね。」
と その場を離れて行った あの人の
後ろ姿を見ながら、「ありがとうございました」
と二人で、精一杯の声で、お礼を言った。
その人は、振り返り 僕らにニコッと
笑いかけてくれた。
#8月、君に会いたい。
8/1/2025, 9:26:38 PM