私はいつもひとりぼっちだ。
学校には友達はいる。家族も人並みに優しい。
人と同じように社会に溶け込んで、でも孤独だけは拭えなくて。
私が生きているとしても、あの子が生きているなんて信じられない。
私はあの子じゃないんだから、あの子が私と同じように実在しているわけが無い。
…そんな時、私の世界にキミが来た。
どんなに人が信じられなくても、どんなに私を信じられなくなっても、キミだけは確かに隣にいた。
私はきっとふたりぼっちだ。
【テーマ:二人ぼっち】
あなたに会えるのはここだけで
あなたを覚えてられるのもここだけで
あなたはいつも待っていたよね
子供には小さな白い部屋
椅子はふたつで机はひとつ
机の上には蝋燭ひとつ
窓はないけど白菊が咲いてて
わたしもあなたも黒い服で
わたしとあなたの誕生日
17歳の誕生日
夢がさめないように
蝋燭が消えないように
あなたはわたしに火をつけた
【テーマ:夢が覚める前に】
ずっと、生きている実感がなかった。
恋なんて気持ち悪くて
人間関係に意味なんて見いだせなくて
そんなものに悩んでる周りが馬鹿らしくて
でもそれ以上に羨ましくて
君のことも、最初はそう思っていたのに
お願いだから、私なんか放っておいてよ
お願いだから、私を見つけないでよ
お願いだから、今更私を人間にしないで
【テーマ:胸が高鳴る】
君達にとって、
この世というのは不条理なものである。
いきなり白い部屋に閉じ込められたり、
訳の分からない種族の陰謀に巻き込まれたり。
でも。
本当に不条理なのは、
それを呼び寄せてしまう
『探索者(きみたち)』自身じゃないのかい?
【テーマ:不条理】
私を覚えていませんか
貴方の隣を歩いて
貴方の髪に触れて
貴方の隣を歩いた
貴方が私を覚えていなくても
私は泣きません
貴方が忘れてしまっても
貴方が教えてくれた笑顔を
絶やすことはありません
【テーマ:泣かないよ】