6/19/2024, 12:41:47 PM
17日目
漏れる吐息
仄かな体温
触れ合わない手
人知れず濡れる肩
思い出すのは優しさだった
決して交わることは無い
けれどいつも隣に君はいた
傘を差しのべてくれた
今は一人雨中を駆け抜けていく
6/17/2024, 12:23:26 PM
16日目
未来、それは未だ来ていない時間
そこにはまだ見ぬ無数の可能性がある
数多の選択肢が転がっている
だが本当に自由に選択できているのだろうか
道徳的に、世間的に選べる選択肢は限られる
ステレオタイプの中での選択しか許されてない
いや、許されてないのではない
選んではいけない気がするのだ
大人になってしまった私たちは
6/15/2024, 10:35:24 AM
15日目
好きなものと薦めたいものは違う
相手に合わせて薦めるからというのも一理ある
だがそれだけではない
好きなものを否定されるのは怖いからだ
もし好きな本が面白くないと言われたら
もし好きな映画がつまらないと言われたら
もし好きな服をダサいと言われたら...
否定されるなら共有しないほうがいい
分かち合えないが独り占めができる
みんなだってそう思わないかい?
6/9/2024, 2:10:40 PM
14日目
夜の静寂の中思索に耽った
朝日の温もりが思考を遮った
望もうとも望まずとも陽は昇る
無情にも始まりを告げる
嗚呼、今日も1日が始まるのか
6/5/2024, 11:26:22 AM
13日目
「誰にも言えない秘密がある」と言うのはありなのだろうか
「誰にも言えない」はずなのに
その存在は仄めかされている
「秘密がある」と言って気にならない人はいない
本当に「誰にも言えない秘密」ならば
その存在すら隠し通すべきである