ちっちゃなはは

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6/23/2024, 2:13:01 PM

“子供の頃は”

良く息子達に言われる
”母の子供の頃は“と言うと
“時代が違うから”と

確かに昔と今ではかなり違う
携帯なんかなかったし
テレビもアナログ
遊び場はグランドや公園
駄菓子屋さんもよく行った

でも子供の頃の気持ちって
きっとあまり変わらない
ような気もする

あれもやってみたい
これもやってみたいとか
夢を持っていて
目もキラキラしていたような

泣きたい時に泣いて
笑いたい時は思いっきり笑った

だから幾つになっても
子供の頃の気持ちは
忘れないでほしいな
なんてね!

6/23/2024, 2:35:43 AM

“日常”

アラフィフって何だか
中途半端だと感じてしまう
ひと通り子育ても終わり
まだ、親も元気だったりして
特に忙しいわけでもなく
暇でもない

仕事もまだ普通に出来て
ただ、更年期障害との闘い
頑張れば身体も動く
まだボケている訳でもない

別に若い時のように
大恋愛がしたい訳でもなく
飲み友達だけいれば
良いと思っている
けれど恋愛ドラマなど見ていると
ちょっと羨ましく思ったり

日々の日常をこなしていく
けれど、この日常の中で
小さな幸せを感じる事が
上手くなった
余裕が出来た分
人に優しく出来るように
なった気もする

アラフィフって
案外悪くないかもしれないって
感じる今日このごろです

6/19/2024, 2:38:06 PM

”相合傘“

幼馴染だったアイツ
いつも一緒だったから
隣にいるのが当たり前で
中学でもずっと変わらないと思ってた
いつからか、私の背よりも高くなって
腕相撲も簡単に負けるようになって
アイツはどんどん男になった

雨が降るといつも傘を忘れて
私の所にやってくる
私は毎回仕方なく傘に入れて一緒に帰る
当たり前の日常

ある雨の日
アイツは私の所に来なかった
何気なく3階の窓から外を見ると
アイツが誰かの相合傘で帰ってた
その時初めて気が付いた
当たり前だと思ってたのは私だけ
今頃気付くなんてバカみたい

私の傘は無地の水色
“お前らしいよな!”って言ったよね
”空みたいで良いよな!“って言ったよね
だから明日聞いてみよう

“オマエが好きな色は水色でしょ?”って

6/16/2024, 11:17:33 AM

”1年前“

貴方とさよならしたのは
ちょうど1年前のこの日
雨が降る中で
私達は待ち合わせをした
別れる為の待ち合わせ

あれから1年
今日は雲ひとつない青空で
外出日和だが
私は仕事に向かう

嫌いじゃなかったけど
貴方との約束がだんだんと
辛くなって
私から別れを選んだあの日

いつになったら貴方を忘れるだろう
こんな青空の日でも
まだ貴方の事を思い出してしまう
どうせ思い出すなら雨でも良かった

今日の天気予報は晴れなのに
なぜか傘を持っていた
あの時さしていた傘
私はカフェのしまい忘れた傘立てに
その花柄の傘を入れて
私は振り向く事なく
前に進んだ

6/16/2024, 5:10:36 AM

”好きな本“

10代の頃はサスペンスものが好きで
お小遣いを貯めては単行本を買い
まるで自分が探偵にでもなったかの
ように、夢中になって推理していた

20代になり私は次第に恋愛小説に
はまっていった
まるで自分が主人公のヒロインに
なったかのように
非現実的な恋愛に憧れた

30代になり私はエッセイにはまった
いろんな分野の人達の体験や
思いに興味が湧き
笑ったり、泣いたりしながら読んだ

40代には癒し系の本を
手に取るようになっていた
自分がどう生きるべきか
自分がどうしたいのかが
わからなくなってつまずいた時に
誰かに
“大丈夫!あなたはあなたのままで良い”
と言ってほしいかのように
読み続けていた

そして50歳になって
私はどんな本を手に取るのだろう?
今まで私に寄り添ってきてくれた
大切な私の大好きな本の
背表紙を思い出しながら
また新しい本に出会う為に
今日も本屋さんに立ち寄ってみよう

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