ちっちゃなはは

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5/8/2024, 1:16:50 AM

”初恋の日“

忘れられない初恋がある

あなたは同じクラスの転校生
突然私の前に現れた

林間学校のキャンプファイヤー
フォークダンスの時間だった
交互に代わる順番を
特に何も考えず踊っていた

それはその時気がついた
あなたとの順番が周ってきた時
なぜか私の心臓も踊りだした
“ドキドキ、ドキドキ”
その時はわからなかった
その瞬間から私の初恋の日が始まった事を

今では想い出のアルバムの
1ページになっているが
あの瞬間の胸のドキドキを
恋しくなる今日このごろです

5/6/2024, 11:19:33 PM

”明日世界が終わるなら“

良く明日世界が終わるなら
最後は何が食べたい?とか
何がしたい?など
そんな質問をされた事がある

私はそれを聞かれると
答えに困り
つい好きな食べ物や
やってみたい事を
言ってしまいがちだ

でも、明日世界が終ると言われても
きっと何も出来ないだろと思う
ただ一つこれだけはと思う事がある

それは
毎日と変わらぬその日でも
自分の大切な人達と
笑顔でその時を迎えたい
たとへ
世界が終わらないとしても…

5/4/2024, 3:09:23 PM

“耳を澄ますと”

いつもの帰り道
私は必ずこの公園の前で
足を止める
耳を澄ますと聞こえてくる
バイオリンの音色

どこで誰が弾いているのか
知らないが
私はこの場所で聞くあの音色が
たまらなく好きだ

いつしか私はこの音色に恋をした
優しいその音色は
私の人生の楽しみとなっていた

ある日の事
いつものようにその場所で立ち止まり
耳を澄ましたが聞こえてはこなかった
次の日も、又その次の日も
そう、二度と聞くことは
出来なかった

そしてその何年か後に
その公園もその周りもなくなり
大きなマンションが建った

私はその前を通ると
たまに思い出す
あの公園の季節の中で
誰かが奏でた春夏秋冬の音色を
今でも耳を澄ますと聞こえてくる
想い出の1ページと一緒に・・・

5/3/2024, 2:26:41 PM

“二人だけの秘密”

中学の卒業式の日
私と君で校舎の裏の桂の木の下に
二人だけのタイムカプセルを埋めた

君は覚えていただろうかあの約束
10年後の25歳の同じ日に
まだ2人が一緒だったら
開けるはずだった約束

もうあれから10年
君は約束の前に逝ってしまったね
だから、1 0年目の同じ日に
私はカプセルを開けたよ

そこには、あなたからの
ラブレターが入っていた
”10年後の君へ
僕はまだ君の隣で笑っていられて
いるかな?
この手紙を君と開けた今日この日
10年前に決めていた事を伝えるね
僕と結婚して下さい“

叶わなかった君の思い
“ありがとね”
私はこの二人だけの
秘密のカプセルを胸に
あなたの分も
幸せに生きていきます








5/2/2024, 11:48:34 AM

”優しくしないで“

あなたはズルい人
私の心をいつももて遊ぶ
何気ない仕草
何気ない言葉が
私の決心を揺さぶる

あなたは誰にでも優しいから
そのあなたの笑顔が
私の心に時として
矢となって突き刺さる

私はあなたから
卒業するから
その時は振り向かないで
歩いて行ってね

あなたのその優しさが
あなたのその笑顔が
私には辛すぎるから
これ以上
優しくしないでね



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