”沈む夕日“
ものすごく小さい時ずっと不思議だった
登って沈んだ太陽はどこに行くんだろう
海辺の丘に立つ家の窓際が私の指定席だった
毎日見ていたその光景が好きだった
当たり前のようにに登ってくる朝日
当たり前のように沈んで行く夕日
当たり前の日常
いつの日か私の指定席に私はいなかった
大好きだったあの光景が嫌いになったあの日
私は家を出た
あれから20年
海辺の丘に立つあの家に帰ろう
登る朝日を
沈む夕日を
私の指定席から小さかったあの頃のように
好きになれるかもしれないから
“君の目をみつめると”
ちゃんと目を見て話しなさい
そんな事を子供の頃から言われてた
怒られてる時も
面接の練習の時も
何気ない会話をしている時も
大事な事を伝える時も
どんな時も
目を見て話す事が大事なのは知っている
だけどどうしても出来なかった
君の目をみつめると
あまりに綺麗な心が見えちゃって
君への想いが気付かれそうで
だけど頑張るね
僕が君と同じ綺麗な心になれるまで
君への想いを伝えられる勇気が出来るまで
その時までは許してね
遠くからだけ君の目を見つめる事を
”星空の下で“
貴方は家族を残して逝ってしまいましたね
最後まで笑顔で
“子供達をお願いします”なんて
”幸せを願ってます”なんて
心にもない言葉を残したまま
あれから40年
貴方の笑顔と想い出をむねに
ずっと一人で頑張りました
子供達も立派になりました
それぞれ新しい家族ができました
貴方との約束は守りましたよ
だからそろそろ私に
会いに来てはくれませんか
”きれいな星空の下で“
ずっと貴方を待っていますから
“それでいい”
仲良し男女5人組
あなたはいつもそうだった
何かを決める時、決まって言ってたセリフ
”それでいい“
私はいつも思ってた
“いつもそれでいいの?”
だからあなたに聞いたよね
”本当にそれでいいの?“あなたは言った
“それでいい”
それは修学旅行の肝だめし
ペアを決める話し合い
あなたは私を指差して
”おまえがいい“ってはじめて言ったね
私は嬉しさを隠して言ってやった
“それでいい”よ
“1つだけ”
あなたはいつも笑顔で
あなたはいつも優しくて
あなたはいつもポジティブで
あなたはいつも輝いていた
私はいつもあなたをみながら真似をした
笑顔でいる事
優しくいる事
ポジティブにいる事
たけどたった1つだけ真似できなかった事は
輝いている事
だって私はあなたの真似だから
あなたは誰の真似もしないから
いつか私も輝けるように
誰の真似もしないから
その時は
私と一緒にキラキラ光る海に
ドライブに行こう