“何気ないふり”
あなたはいつもそうだった
いつも何気なく助けてくれた
あなたが大変な時もかけつけてくれた
私が悲しい時も黙って隣にいてくれた
何でも何気ないふりしてやっちゃうあなたが大好きだった
いつか私も誰かのために
”何気ないふりして“
そっと、隣にいれる人になりたい
“ハッピーエンド”
人は歳を重ねていくうちに、たくさんの思いを経験する
楽しい時も、悲しい時も、嬉しい時も、辛い時も、淋しい時もいろいろ
だけどね、その時が悲しくても辛くても淋しくても大丈夫
泣きたい時は心から泣いて
辛い時はいったん立ち止まって
淋しい時は大好きなぬいぐるみを抱いてねる
そしたら時間が経てば楽しい時とか嬉しい時のようにいつの間にか笑って話せる時がきっとくるから
だから 大丈夫!
最後に笑っていられたら私の勝ち
それが私の”本当のハッピーエンド“だから
“見つめられると”
むかしむかしの事でした
いつもの通勤電車の出来事です
同じ電車の同じ時間同じ車両
いつもの場所で
あなたに出会った
別に会話をする事もなくあいさつをする訳でもない
ただ同じ電車の常連さん
ガラス越しに映るあなたの横顔が少しばかり気になっていた
いつの間にか、たったの5駅だけのその時間が楽しみになっていた
ある日の事いつものようにただあなたの後ろ姿をチラチラと見ていると
どこかで視線を感じた
トンネルに入った時に、あなたとガラス越しで視線があった
”見られてた?“
突然恥ずかしくなり下を向いた
私は下を向いたまま電車を降りた
電車が去った後に背後で声が聞こえた
“おはようございます”
あなたが笑顔で立っていた
それから
ただの常連さんから
”おはようございます“の常連さんになった
私の中であなたに見つめられる度に“”ベコニア“の花が一輪ずつ咲いていくような気持ちだった
たった5駅の常連さん
むかしむかしの淡い思い出
今でも家の庭には“ベコニア”の花が毎年綺麗に咲いている
”My Heart“
いつからか、人を好きになる事をあきらめた
たくさんの素敵な人との出会いはあった
“好きです”そんな素敵な言葉も頂いた
”付き合ってください“そんな贅沢な言葉も頂いた
だけど駄目なんだ!
君じゃなくちゃ駄目なんだ!
だって
“You have my heart”
私の心を返してよ!
“ないものねだり”
君に会いたいな!
今逢ったらどんな感じだろう
『老けたねー』とか
『太ったんちゃう?』とか
こんな会話をしながら楽しく飲んでるのかな
君はズルいよね!
だって、君は30代のままだから
私だけがもう50代
ないものねだりはわかっているけど、
50代の君に
会いたいな