『秋風』
肌寒くなってきたね
幾度、君と交わしただろう
いつだかの今頃もそんな話をしたっけ
くすっと笑う君の顔
いまはもう遠い記憶の彼方
君の笑顔も霞んできたよ
それでも世界は回る
君の笑顔も、僕の心も置き去りにして
今年もまた秋風が吹いてきた
この風は僕の言葉を運んでくれるだろうか
どこまでも、どこまでも
この星の彼方を超えて、君のもとまで
『スリル』
昨日から余裕が無さすぎて、このお題はスルー
でも、何も書かないのも、そわそわして落ち着かないし…
そんなわけで、今回はこんな感じで書かせて貰いました。
でも、習慣になってるものを、自分への甘えからサボっちゃうのって、ちょっとドキドキしない?
これで、ここまで続いた習慣が途切れてしまいそうと言うか、なんと言うか…
でも、自分を信じてサボるのもありかも…とか…
チキンレースしてる気分だね!
スリル感じるね!!
スリル…?
『飛べない翼』
飛べない翼?
だから何なのか
ペンギン、ダチョウ、キーウィ、エミュー、ヒクイドリ
他にもたくさんいる
飛べない翼を持つ彼らは弱者か?
そんなことは無い
飛べなければ飛べないで別の生き方がある
自分に出来る強みを生かし
自分に出来る生き方をする
それが生きるということだ
だから、飛べない翼でもかまわない
『ススキ』
ススキの根本がどうなっているか知っている?
秋のススキは、遠くから見ると黄金色で風になびく姿がとても美しい
でも、ススキの中に入ってみると、よくわからなくなってしまう
目の前に広がるのは、背の高い草、草、草
足下もぬかるみ
右も左もわからない迷路のよう
よくイメージするような黄金色の草原ではなくなってしまう
それは、美しいよりも、この迷路から抜け出せるかどうかと不安さえ抱かせる
美しいから、つい近付きたくなってしまうけど
近付かずに、遠くから眺めるからいいものもあるんだよ
『脳裏』
脳裏をよぎる
脳裏を掠める
脳裏に焼き付く
そんな単純な言葉しか出てきやしない
自分にはその程度のことしか書けないのだろう
あぁ、なんと浅いことか
根本浅いとか浅く無いとか
そんなことを気にするのが間違えているのか
つい上手いこと言おうとしてしまう自分がいる
あぁ、嫌気がさす
文章や詩なんて
内面を発露させるものではないのか?
そう思っているはずなのに
あぁ、それでも上手いことが言いたくなる
そして何も言えなくなる
なんとくだらない人間か
なんと浅い人間か
それでも書くことをやめられない
何故なのか
何を求め、何をしたくて書いているのか
お題が悪いと言いたくなる自分がいる
そう、それは言い訳
己の力の無さを
言葉の少なさを露呈するだけ
あぁ、くだらない
そんな想いが
脳裏をよぎり
脳裏を掠め
脳裏に焼き付く