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12/21/2022, 4:35:43 PM

『大空』

大空って言われたら何を想像する?

気持ちいい風の抜ける春の青空?
ひょっとしたら少しだけ雲も浮かんでるかな?

暑い夏の日の真っ青な空?
入道雲も海も見えるかな?

少し高くなった秋の空?
雲が遠くに見えて、少し赤くなってるかな?

体の中を冷たい空気が抜ける冬の空?
息も白くなってるかな?

どれも心が優しくなるような景色

でも、曇っていても、雨が降っていても、嵐でも、その向こうには大空があるんだよ

12/20/2022, 3:56:37 PM

『ベルの音』

ベルの音が鳴り響く
早く起きろと鳴り響く
いつまで夢を見ているつもり?
いつまで目を背けるつもり?
そう僕に叫びかけるベルの音

いつからこのベルは鳴っていたのか
いつから僕は鳴っていることに気が付いていたのか
気が付かないフリをしていた?
でも、気が付いてしまった
気が付いてしまったベルの音が嫌でも耳に刺さる

あぁ、目を背けていたい
あぁ、何故夢を見せてくれないのか
目を開くことが正しいこと?
このまま夢見心地で終わることができるなら
それが僕の真実になるのかな

そうして僕は目を閉じる

12/4/2022, 5:36:03 PM

『夢と現実』

どこまでが夢で、どこからが現実か
それはどうやって決めるのか
全ては自分の感覚でしかない
自分の目に映っているものが、耳にしているものが、味わっているものが、全てが脳の作り出した幻だとしたら、脳が見せている夢だとしたら?
全てが夢や幻だったとしても、自分には夢とも幻とも認識できない
ならばそれは現実として扱うべきか
そもそも、夢と現実を区別することに意味はあるのか
ただ、目の前にあるものに粛々と向き合うしかないのかも知れない

11/28/2022, 3:51:40 PM

『終わらせないで』

終わらせるとこは簡単だ
止めてしまえばいい
誰にだって出来る
でも、終わらせることが怖くて、終わらせられないことがたくさんある
それは、何て苦しいことなんだろう
終わらせたくても、終わらせられない
人なんてそんなものなのだろう
終わらせる勇気がある人は、きっと終わらせないでいい方法にたどり着ける人でもあるのだろう
はたして、僕にその勇気はあるのだろうか?

11/25/2022, 3:52:57 PM

『太陽の下で』

強い日差しが背中を灼き
足下には真っ黒い陰ができている
風も吹いてはいない
鼻腔を湿った匂いがかすめる
夏の匂いというやつか?
頭から流れる汗がこめかみ、頬と伝い、流れ落ちていく
何を想うでも、考えるでもなく、ただ立っている
でも、それが無性に気持ちいい
ただ立っているだけなのに
ただただ、暑いだけなのに
太陽の下で立っている

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