こんぶ くもり

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12/8/2025, 11:36:58 AM

雪原の先へ

向かう先には続く足跡
真っ暗の中にぼんやりした、弱い弱い火の明かりが見える。
足跡の隣を歩く。
君と一緒に帰ってるみたいに見えるから。
少し息をきらしながら足跡を追いかける。
木でできた、可愛らしい小屋へ歩いて行く。

11/25/2025, 9:47:43 AM

君が隠した鍵

サッ、とあなたは背中に何か隠した。何にも隠してないみたいな顔をしているつもりのあなたを見て可愛いと思った。

朝、磨りガラスから入ってくる光で目を覚ます。
窓にも鍵がかかっている。
部屋のドアが開くまで本でも読んで過ごそうか。

11/5/2025, 3:59:27 AM

寒い道を曲がると、ふわっといい香りがくる。
下には花筏を連想させるキンモクセイ。
でも、木に咲いたキンモクセイをよく見てみると、雄しべ雌しべがぶつぶつしてて気持ち悪い。
遠くで、香りのおすそ分けをうけるぐらいが
一番好き

10/7/2025, 9:35:16 AM

燃える葉

カラカラした葉っぱを集めて火をつける。
アルミホイルを巻いたサツマイモを中にいれて。

そういえば枯葉に火ってつけていいんだろうか。
黒い煙のせいで消防に通報されないだろうか…
だんだん不安になって来て、火を消した
なにも深く考えず、自分でつけた火を消した。
少し調べたら もしかしたら消さなくてもよかったかもしれない。
けれど、私はそんな選択肢に気づけるような人間ではなかった

10/6/2025, 8:41:25 AM

月光
満月がキレイな日、お風呂場の電気が壊れて
スマホの電気をつけながらはいろうと思ったけど
壊れそうでやめた。
月の光が思ったより明るくて、淡い青白い光の中
水の音が響く。
浴槽がキラキラしてそうだけれど半分蓋を閉めっぱなしだからわかんないや。
なんだか幻想的な気がしたけど、夜すぎて怖いな。
上がったらアイス食べよう。特別に

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