9/28/2025, 9:26:08 AM
感情が高ぶってしまって、流れ落ちる。
困るだろう、急に泣かれちゃ。泣いて解決するなんて思ってないし、格好悪いから泣きたくないんだ。
慰めてくれるのは嬉しいけどそんな事求めてない。
「ゴメンね、私急に… 気にしないで。」
「幸せになってね。一人でも、誰かとでも。」
強がって、そんな事しか言えない。
行ってしまう。追えない。彼女を
9/26/2025, 10:58:31 AM
コーヒーが冷めないうちに
「アイスコーヒーをひとつお願いします。」
彼は猫舌だから、といつもと同じものを注文する。
僕は火傷してズタズタな舌に追い討ちをかける為に
熱いコーヒーを注文した。
窓から夕焼けの光が入って目が痛くなる。
伝えなければならない、コーヒーが冷めないうちに。
9/25/2025, 11:48:33 AM
パラレルワールド
「私は今、幸せに生きているから別の世界の私は
どうしようもなく辛い人生を生きているんでしょうね。
私が突然身体が痛くなった時はきっと、別の世界の私が大怪我をしてその痛みを少しだけおすそ分けされたんでしょう。
たまたま幸せなルートを歩んでいる私は…私は…」
彼女は伏し目がちに、おかしな独り言を呟いていた。
9/25/2025, 8:48:57 AM
時計の針が重なって
その日は急いでいて、靴紐をしっかり結ばず出かけました。途中から雨が降ってしまってぐしょぐしょの靴で走っていました。化粧もドロドロで、髪も服も汚くなってしまった。
まるで魔法が溶けたお姫様みたい。
さようなら、王子様。
9/23/2025, 12:23:13 PM
嫌な顔ひとつせずあなたは僕と話してくれる。
あなたが優しいから、僕は今日も生かされる。
多分あなたは僕に特別な感情なんてむけてないから、僕のこのどうしようもなく重いこの気持ちをぶつけたら困らせてしまう。
蕾がキレイなこの季節にあなたと一緒に帰れました。
だからもう、十分なんです。