“影絵”
月って影絵みたいだね
ちょっと欠けてる日もあってだいすき
夏目漱石が愛する人を月と例えたのもよく分かる
愛する人が輝いているところは大好きだけど、ずっと輝いてたら、他の人にも魅力的に映っちゃうもんね
たまには欠ける日がないと、大好きな私が独占できない
あなたは月そのものだし、ずっと、私の人生にいてほしい人だよ。どこにいても月を探してるよ
”遠くの声”が聞こえる
彼の遠い声が聞こえる
友達と話す時は軽やかで明るい声をしてるけど、私と話す時は声が低くて、どこか緩やかな声をしている。それが故意的ならさすがモテる彼、と思うし、無意識ならメロすぎる。
いつでもあの人が声を発するのは私のためであって、これからの私たちのためであれば良い。その綺麗で繊細な声を万人に知らせたいくらいに好きだけれど、独り占めしてどこにも声をかけられないようにしたいくらいにも好き。
この思いはずっと私の中で留めておくし、留めておかなければならない。何を失っても、彼だけは絶対に、いつであっても私のものであって欲しい。彼のためなら、全てを捨てても、何を隠し続けることも困難じゃない。
「新しい地図」
私にとって彼は「新しい地図そのもの」
なぜなら彼はいつも新しい感覚を教えてくれるし、
彼の進む未来に私も居たいと思う
彼の未来地図に、私も居させて欲しい。
困った時に頼りたくなる相手が、私にとっては彼だし、
彼にとっても私であって欲しいと思う。
彼には私と世界でいちばん幸せになって欲しいし、彼が一緒に幸せになりたい相手も、私であって欲しい。
こころの“曇り”がある
遠くで彼を見た時、何を思っているのか何も掴めなくて、怖いなと思った。彼が私をまだ知らない時みたいで、失ったあとみたいで、怖かった
いつか離れてしまう期限が見えた気がして、怖かった。
彼は私のことを好きと言ってくれるけど、彼みたいな、頭が良くて、顔がかっこよくて、身長も高くて、声が素敵で、匂いも良くて、それで、すごくすごく誠実な、完璧と言える人が私のことを好きなのは、なんだか腑に落ちない。だけど、嘘をつかれているという気もしない。
お空みたいに、ふわふわしたこの感覚はいつまで続くのだろうか。いつまでも続いて欲しいとも思うけれど、地に足がつかないようなこの幸せも欲しいと思ってしまう
わたしたち2人だけのこの関係は、ずっとふたりだけのもので、ふたりだけの“秘密の場所”であればいいよ