“冬になったら”
もう季節も冬なのね
最近は試験勉強に生徒会行事、部活の活動も重なって、このアプリを開く機会が全くと言っていいほどありませんでした。この1年間、あっという間でした。
“冬になったら”、寒さで凍えて、マフラーに顔を埋める可愛い君も見てみたいし、私が「寒い」って呟いて、「じゃあ手繋ごうか」って余裕ぶった君もみてみたい。
けれどもうすぐ、春が来てしまうね
また君に出会えた季節に戻る。もう一年しか、女子高生として君と思い出を紡げない。それしか、残ってない。春夏秋冬、どれも私の隣には君がいてくれた。寂しい思いを抱えながら帰る私に「再来年は、ドライブ行こうよ」と、当たり前に会える約束を出してくれる。そんな君が愛おしくて今日もまた、あっという間な1日が終わる
最近わたしはまた新しい人に恋をしています
相手から返信が来るたびに「これって脈アリかな♡」
と意気揚々とGoogleさんにお尋ねします。今日は彼から「この前それ食べたいって言ってたもんね」と来たものですから、わたしとの会話を覚えていてくれているなんて脈あるじゃん!と思い検索しました
検索 「会話覚えててくれる 脈ある?」🔍
下の方までスクロールして出てきた答えは
結果 「不整脈の可能性も…… 続きを読む」
、もういいです、Googleさん、 “また会いましょう”。
“一筋の光”
依存先は分散させた方がいいとよく言われますね
なので言われた通り分散させました。
結果、全てに依存してしまい、何か一つでも欠けてしまうとひどく悲しみに打ちひしがれる日々を過ごすことになりました。私のような愛情過多な人間は、“一筋の光”に満足することを覚えなければならないのです。
もしくは、その“一筋の光”が、ありえないほど眩しく、そしてそれしか見えなくなるほどの愛おしすぎる“一筋の光”でないと、いけないんですね。
”鏡の中の自分”が、一番可愛いと思ってた
橋本環奈さんよりも、クレオパトラさんよりも、この私が一番可愛いと思ってた。
この画面を閉じて、真っ暗になった画面で私の顔面を直視するまでは。
今、久しぶりの「もう一つの物語」がはじまりそうなんだ。細かくいうと、二つの物語がはじまりそう。
一つ目は、私が生徒会長に就任するという物語。
二つ目は、かっこいいあの人と恋に落ちる物語。
最近は一つ目の演説準備のせいでずっとこのアプリに貢献できていなかった、寂しかった。
というか、あの人、私に「会える予定が分かったら連絡するからさ、連絡先教えて欲しい」って言ったくせに、ずっと連絡こないし、なに、私は遊びの女ってこと?私だってあんな人のこと好きなわけじゃないし。
ふつうにうそ、まちがえた。本当はあの人からのDMをずっと待ってて、すごく好きで、ずっと頭の中にあの人がいる。神様、そろそろ私に女子高生らしい恋をさせて欲しい。今までの教師に恋をする物語や、同性の友人に恋心を抱いてしまう物語とは全く違う、健全な「もう一つの物語」を招いているこの私のことを。