海老body

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11/24/2023, 11:33:33 AM

私は、セーターが嫌いだ。
モノにもよるけど、ちょっとカバンにかすっただけでビヨンと毛が伸びる。そして、それを誤魔化そうとすると毛玉ができる。毛玉を取ると、周辺の毛がモワッと広がる。その広がったところにカバンが……の繰り返しで気づけばボロボロ。私の心もボロボロ。
デザインや、あのゆったりとしたシルエットが好きだから買ってしまうけど、来年の冬まで持ち越せない。だから、毎年このシーズンに必ず一着買っている。
金の無駄、なんて友達にも言われた。
確かに、セーターは私には向かなかったんだーって諦めて、違う服着回ししたほうが得。絶対、得。
でもなあ、なんか諦められないというか。
私の"かわいい"と疼いた心に抗えないんだよねえ。

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『かわいいの魔力』

11/23/2023, 12:32:08 PM

体育の後に言語文化とかダメだって……
おじいちゃん先生ゆったり静かすぎでむり…
古文単語テストとか静かじゃん
寝るじゃんほんとむり……


うわやばい今寝てた
あ、やばい頭回んない
とりま空欄埋めないと……
あり、をりはべり…いま、いませ、違ういまそ……
違う何だっけ
ありをりはべりいま……
眠い…むり…

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『赤点ぴーす!!』

11/23/2023, 8:44:41 AM

I think …
A.…it is better to get married early.
B.…it is better to get married late.
C.…it is better not to get married.

英語の授業で出されたこの質問。
結婚、つまり将来。将来なんて考えることが出来ないのに、この質問は「取り敢えず将来設計の一部として結婚を考えていると思うので聞きますね」という雰囲気をビシビシ醸し出しているので、私が異物になったかのような孤独感を味合わせる。
歩き回って他の人に意見を聞くという時間だから、聞き耳をたててみると、口で聞くよりも早く結果を知れる。
クラスの女子の殆どはAを選んでいるようだった。そんな予想の範疇を超えない答えに意識を飛ばしていると、ALTの教員が声をかけてきた。

「I think……it is better to get married late!」
定型文の質問を彼にしたら、ニコニコしながらそういった。定型文の質問が私にも返ってきて、私は思わずCを選んだ。私の答えを聞いて彼は大げさに驚き、
「why?」
と聞いてくる。スピーキングなんて苦手だ。そもそも、日本語でもなんて言えばいいか分からないのに、英語でものを言える訳が無い。ああ、無難にAにするべきだったと後悔していると、ALTが苦笑いをして会話は終了した。

なんだか、お前は人間じゃないと突き放されたような気がしたので、もっと嘘をつかないと馴染めないなと思う。

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『裏面を見よ。』

11/20/2023, 11:48:42 AM

私に大切なモノなんてない。
今の生活も、友達も、家族だって、捨てようと思えば今すぐにでも捨てられる。だって当然だけど、自分の人生を生きるのは自分じゃん?最悪でも、私っていう身一つあれば生きられる。

誰だってそう。
私なんかいなくても、あなたは生きていくし、生きていけるんでしょ?

私は一番になれない。だから、誰も一番にしてやらない。

私に大切なモノなんてない。
そんなもの無くても、生きていける。

……寂しさは少々ある。

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『愛』

11/19/2023, 7:24:27 PM

例えば、他クラスの友達と、同じクラスの友達とが知り合いでない場合、3人揃ってしまうと全員が気まずい思いをする。
ならどうするか。
片方と話しているときは、もう片方を無視しながら廊下を歩くのだ。
いないモノとして扱う。挨拶すらも返さない。だって今はこの子との時間を過ごしているから。

それが続くと、結局他クラスの友人との縁は知らず知らず切れている。

高校時代って、今思えば皆どこかおかしかった。
高校というのは、1学年であんな人数を受け入れながら、生徒たちを狭いワンフロアで過ごさせる。そんな狭いフロアで、週5〜6日毎日通い詰めているのだから、そりゃ毎日色んな人とすれ違う。
仲の良い友人やなんとなく気まずいクラスメイト、名前すら知らない他クラスの生徒まで。
その度、私は無視をするのだ。ひたすら今隣りにいる友人と話して。友人との会話が楽しすぎて、お前らなんか目にはいりませーんって顔をしながら。
名前も知らない人も、1年間顔を通りすがりに見るだけで
"顔見知り"だ。たまに"顔見知り"に成り下がってしまった他クラスの友人なんかもいて。
向こうも、私に無視をする。
あなたなんて知りませんという顔をして。
そうやって、一言も交わしていないのに、無視をし合って距離感を感じて、生きている。

皆、そうなのだ。
高校生の熱しやすく冷めやすいあの関係性。
友達になるのは早くとも、関係は続かなかったりする。
その度皆無視をし合って。
距離間を感じて、心が痛むのに、強がって、そしてまた傷つけ合う。

中学の3年間を過ごしてもそうなるのだ。
悲しいけど、今日も私は無視をする。

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『欠課時数』

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